「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が第13シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)との姉妹対決を6-4 6-…

 「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が第13シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)との姉妹対決を6-4 6-4で制し、2年ぶり7回目の優勝を果たした。試合時間は1時間22分。

 この結果でセレナは、シュテフィ・グラフ(ドイツ)と並んでいたオープン化以降の最多記録を更新するグランドスラム23勝目を挙げた。史上最多はマーガレット・スミス コート(オーストラリア)の24勝となっている。また、大会後に発表される世界ランクでは、今大会4回戦で敗れたアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を抜いて世界ナンバーワンに返り咲くことが確定した。

 全豪オープンに6年連続17回目の出場となった35歳のセレナは、8回目の決勝進出でオープン化以降の最多優勝記録をさらに伸ばす7度目のタイトル獲得。昨年は決勝でケルバーに4-6 6-3 4-6で敗れ、準優勝に終わっていた。

 28回目の姉妹対決に勝利したセレナは、ビーナスとの対戦成績を17勝11敗とした。グランドスラムでは10勝5敗、決勝での姉妹対決は7勝2敗と、いずれも妹のセレナがリードを広げている。全豪決勝では2003年に姉妹対決が実現しており、セレナが7-6(4) 3-6 6-4で勝っていた。

 昨年は1回戦でジョハナ・コンタ(イギリス)に敗れていた36歳のビーナスは、14年ぶりに決勝進出を果たしたが初優勝はならず。グランドスラムの決勝は2009年のウィンブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)以来だったが、8度目のタイトル獲得はならなかった。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)