サッカーのプレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラス…

サッカーのプレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラストパスが脚光を浴びるべき場合もある。今回の企画『Best Assist』(最高のアシスト)では、これまでに生まれた素晴らしいアシストを紹介していく。

今回はイングランド3部のフリートウッド・タウンに所属する元アイルランド代表MFグレン・ウィーランがストーク・シティ時代に記録したアシストだ。

マンチェスター・シティでプロデビューしたウィーランは、シェフィールド・ウェンズデーを経て2008年1月にストークに加入。2017年夏に退団するまで、9シーズンに渡って主力MFとして活躍した。

守備的MFとして中盤の底から攻守に存在感を発揮したウィーランだが、2012年2月19日に行われたFAカップ5回戦のクローリー・タウン戦では見事なアシストを記録している。

1-0とストークリードの52分、ストークがボックス左角手前でFKのチャンスを得る。キッカーのウィーランが右足のインスイングのボールをボックス内に入れると、高めのクロスは、ファーポストで圧倒的高さをみせたFWピーター・クラウチの頭にジャストミート。ゴール左に見事な追加点が決まった。

身長200cmを超えるクラウチへの完璧なクロスでリードを広げたストーク。そのまま2-0で勝利している。