フィギュアスケート女子元日本代表の中野友加里さんがフィギュアスケートを様々な角度からお届けするYouTubeチャンネル「フィギュアスケーター中野友加里チャンネル」。

先月26日公開の動画より、SP対談としてゲストに男子シングル元日本代表の無良崇人さんが出演。

その第4弾となる9日公開の動画では、フィギュアスケートの重要要素となる「ジャンプ」、そして「トリプルアクセル」について語られている。

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【SP対談】中野友加里×無良崇人が振り返るそれぞれの全日本選手権「全部自分が思った通りにやることができた」 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yukarinakano-takahitomura/

ジャンプの練習は○割


この度、自身が監修し、無良さん協力の著書「フィギュアスケート ジャンプ完全レッスン 技術と魅せ方に差がつく」を発売したという中野さん。

「私はジャンプが得意ではないので、得意ではない部分を見直して、是非これからスケートを始める人・今やっている人に少しでもアドバイスができ、プラスの方向に働けば良いなと思い、作成しました。」と、出版にあたっての思いを口にした。

フィギュアスケートの中でも、特にジャンプは欠かせないものだというが、無良さんも

「日本では、スケートというとトリプルアクセルとか、そう言ったワードが出てくるので、フィギュアスケートと言ったらジャンプというイメージはあると思いますね。」

と、「ジャンプ」というものの大きさについてコメント。

自身はドーナツスピンを得意としていた中野さんは、練習の際もスピンに力を入れていたと話しているが、無良さんはどのような練習をしていたのだろうか?

「9割と言ったら言い過ぎかもしれませんが、8.5割くらいはジャンプの練習をしていたと思います。スピンは0.5割くらいでしたね・・・(笑)」

「ベスト・オブ・トリプルアクセル」は・・・

現役時代からジャンプに定評のあった無良さん。中でもトリプルアクセルを得意としていたというが、その代名詞ともなっているトリプルアクセルについて、自身が思う「ベストジャンプ」を語った。

「完璧だなと思って跳んだアクセルは、2017年現役最後のショートプログラムで跳んだものと、GPシリーズのカナダ大会で優勝した時に跳んだもの、この2つくらいですかね。感覚的に、自分が思っている通りにハマったんですよね。感覚的にハマったアクセルって結構あるんですけど、それとは別に、音とか曲の中でのマッチしてるかしてないかというところでその2つがべストでしたね。」

そのトリプルアクセルについて、女子選手で世界3番目のトリプルアクセル成功者である中野さんは、

「昔は踏み込んで振り上げて跳ぶようなイメージでしたが、最近のジャンプはもっと軽く、なるべくコンパクトに跳ぶ傾向にあるのかなと思いますが・・・」

と、今と昔で跳び方が変わってきているとコメント。

その点について、無良さんはこう話している。

「現役の時にやっていたのは、前半のアクセルはデカく跳んで、後半はコンパクトに跳ぶということをやっていました。振り上げた時間が長い方が、確かにボーンって跳んでいるイメージになるのでデカく跳んでいるんですが、それをフリーの後半は、もうまとめるだけで跳ぶみたいな感じでしたね。でも、今も調子が良ければ、跳び分けようと思えばできますね。」

さらに動画では、無良さんによるトリプルアクセルのポイント解説のほか、現役時代お手本にしていた選手についても語られている。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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