「全豪オープン」準優勝のダニール・メドベージェフ(ロシア)に抜かれ、20…
「全豪オープン」準優勝のダニール・メドベージェフ(ロシア)に抜かれ、2020年3月2日以来キープしていた世界ランキング3位から、4位に下がってしまったドミニク・ティーム(オーストリア)。「全豪オープン」後、初めての実戦となる「ATP250 ドーハ」(カタール・ドーハ/3月8日~3月13日/ハードコート)を前に心境を語った。伊ニュースサイトUBI Tennisが報じている。【ドロー表】フェデラー帰還!「ATP250 ドーハ」優勝への道のりは?
「全豪オープン」でのティームは、3回戦で世界47位のニック・キリオス(オーストラリア)に2セットを先取されながらフルセットで辛勝したが、4回戦では世界21位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)にストレート負けを喫した。その前の国別対抗戦「ATPカップ」では世界10位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に、やはりストレートで敗れている。
2021年の始まりを振り返ったティームは「疲れきっていた」と語り、その理由の一部は隔離のせいだとしている。「全豪オープン」の参加者は皆、オーストラリア渡航後の2週間、隔離生活を送らなければならなかったが、ティームはメルボルンではなくアデレードで、比較的緩やかな隔離生活を送ることができた幸運な一握りの選手の中の一人だった。
「すべてのことを消化するのに時間がかかった。隔離があったから、オーストラリア行きでは疲れきってしまったよ。奇妙な旅だった。もちろんそのせいであらゆることが困難だった。オーストラリアを去る時は本当に暗くて悲しい気持ちだった、4回戦負けだからね」
昨年ティームは27歳にして初めてのグランドスラムの栄冠を「全米オープン」でつかんだ。その後はまだ一度も優勝していないが、「全仏オープン」ではベスト8進出、「Nitto ATPファイナルズ」では準優勝を遂げている。
ティームはもうここ数年、トップ選手の一人と考えられているが、今も期待とプレッシャーのバランスを取るのは難しいという。
「どの大会でも優勝しなければならないように感じる。僕は一部の選手のようにジュニアの頃からずっと優勝候補だったわけではなくて、ここまで来るのに時間がかかった。“全豪オープン”では結果を出せなかったけど、今度はドーハでまたチャンスがあるように、ありがたいことにテニスでは毎週のようにチャンスがある」
またドーハでは第1シードだが、テニスファンの一番の関心の的ではないことはわかっている。テニス界最大のスターであるロジャー・フェデラー(スイス)が、1年以上にわたる膝の怪我による休養から復帰するからだ。フェデラーは第2シードなので、この大会で二人が対戦するためには、両者揃って決勝に進出するしかない。
「僕らはライバルだし、もちろんどちらも試合では相手を倒したいと思っているけど、それでも僕は彼のテニスを見るのが大好きなんだ。彼のプレー、テニスのやり方は本当に素敵だ。僕は彼の大ファンだから、復帰してくれてまた彼のテニスを見られることが本当に嬉しいよ。みんながそう思っているし、彼が良いプレーをしてくれるよう僕も願ってる」
1回戦免除のティームは初戦となる水曜日の2回戦で、「全豪オープン」で予選から勝ち上がりベスト4進出の快進撃で注目されたアスラン・カラツェフ(ロシア)との対戦が決まっている。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全米オープン」でのティーム
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)