◆先週の血統ピックアップ・3/6 チューリップ賞(GII・阪神・芝1600m) 先頭で粘るメイケイエールに内からエリ…
◆先週の血統ピックアップ
・3/6 チューリップ賞(GII・阪神・芝1600m)
先頭で粘るメイケイエールに内からエリザベスタワーが迫り、2頭の同着優勝となりました。メイケイエールは3つめの重賞制覇。「ミッキーアイル×ハービンジャー」という組み合わせで、2歳牝馬チャンピオンのソダシと同じくシラユキヒメの牝系に属しています。2代母ユキチャンはダートグレード競走を3勝した砂の名牝。父ミッキーアイルはディープインパクト産駒の名マイラーで、初年度産駒からメイケイエールのほかにデュアリスト(兵庫ジュニアグランプリ)、ミニーアイル(あざみ賞)、ララクリスティーヌ(紅梅S-2着)などを出しています。あれだけ派手に引っ掛かって勝つのですから能力はズバ抜けていますが、GIでは厳しいといわざるをえません。
一方、エリザベスタワーは外国産馬で、イギリスで繋養されているキングマンの仔。キングマンは現役時代に欧州マイルGIを4連勝し、カルティエ賞年度代表馬となりました。名種牡馬インヴィンシブルスピリットの最高傑作で、母ゼンダは仏1000ギニー馬。
これも名種牡馬であるオアシスドリームの甥にあたり、なおかつ父系も同じなので、同馬とキングマンは血統構成の50%が同一です。期待どおり種牡馬としても成功し、パーシャンキング(ムーランドロンシャン賞、仏2000ギニー、イスパーン賞)、パレスピアー(セントジェームズパレスS、ジャックルマロワ賞)、ドメスティックスペンディング(ハリウッドダービー)などを出しています。
本馬はクリスのクロスを持ち、サドラーズウェルズを併せ持つので、弥生賞2着馬シュネルマイスターと配合構成がよく似ています。桜花賞はソダシ、サトノレイナス、アカイトリノムスメ、ファインルージュ、ユーバーレーベンといったところが人気を集め、メイケイエールとエリザベスタワーはその次のグループでしょうか。今年は難解です。
(文=栗山求)