テニスの元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)は、昨年「全仏オープン」…
テニスの元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)は、昨年「全仏オープン」で前人未到の13回目の優勝を遂げたことからも明らかなように、もう15年間もクレーコートで圧倒的な強さを誇り、「クレーキング」の異名を取っている。だがずっと若かった頃、彼は室内コートなどの速いサーフェスの方が好きだったというのだ。テニス関連ニュースサイトTENNIS TONICが報じた。【動画】ステファノス・チチパス vs ラファエル・ナダル/全豪オープンテニス2021 準々決勝
それは彼が2005年の「全仏オープン」で初優勝する3年前、16歳の頃のインタビューで自ら語ったことだった。その中でナダルは、クレーコートよりも球足の速い室内コートや芝コートが好きなこと、優勝したい大会は「ウィンブルドン」、とはっきり答えている。事実、彼はその夢を叶え、2008年と2010年に「ウィンブルドン」で優勝している。
そのインタビューでナダルは言った。「もっと若い頃からヨーロッパの大会に出ていて、それらはほとんどが室内の球足の速いコートなんだ。だから、室内コートや芝コートの方がクレーより好きだよ。クレーも好きだけどね」
そしてどの大会で優勝したいか聞かれると、「“ウィンブルドン”。でもとても難しいから、一生懸命練習しないとね」と初々しい16歳のナダルは答えている。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2003年「ウィンブルドン」でのナダル
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)