FCバルセロナで一時代を築いたカルレス・プジョルとラファエル・マルケスは、2005/06と08/09シーズンのチャンピオンズリーグを制覇するなどクラブ史上最高峰のセンターバックコンビだ。バルサが粘るオサスナを退け2位キープ 18歳MFがリー…

FCバルセロナで一時代を築いたカルレス・プジョルとラファエル・マルケスは、2005/06と08/09シーズンのチャンピオンズリーグを制覇するなどクラブ史上最高峰のセンターバックコンビだ。
バルサが粘るオサスナを退け2位キープ 18歳MFがリーガ初ゴール
二人はお互いを完璧に補完し合っていた。プジョルは闘志とリーダーシップ、フィジカルで闘うファイタータイプのトップディフェンダーで、ラファはクレバーなプレーで展開を読み、技術的にも高く、長短問わず見事なパスを配給できる名手だった。
両者は素晴らしい関係を築いており、エル・サダールでのオサスナ対バルサ戦の最中にも軽快なやり取りを行った。
クーマンはオサスナ戦で3試合続けて3センターバックとウイングバック2枚を配置した3-5-2でスタートさせた。このシステムの優位な点の一つは、コンパクトな配置をとることでボールロスト後の即時奪回に素早く対応できることである。その一方で、高いポジションを取るデストやジョルディ・アルバの両ワイド、自由に動くメッシを除いた片方のフォワードへのパス配給が課題でもある。先発したユムティティやラングレ、ミンゲザもロングボールを正確に蹴れるプロファイルは持ち合わせていない。
その点をラファは見抜いていた。「バルセロナは時々3バックでプレーするが、彼らにはラインを破るパス、グリーズマンの(背後を狙う)動きにパスを出せるセンターバックが必要ではないか?」と疑問を投じた。
これに反応したのがかつての相棒プジョルだった。元キャプテンが愛嬌たっぷりに返答している。「我々が一緒にプレーしていたとき、私がその深いパスを与える担当をしていた...」
元キャプテンは自虐ネタでバルセロナの欠点を庇ったのだった。