展開はスローペースと予想。典型的な逃げ馬不在のメンバー構成も、タイムトゥヘヴンとタイトルホルダー辺りが逃げる可能性が…
展開はスローペースと予想。典型的な逃げ馬不在のメンバー構成も、タイムトゥヘヴンとタイトルホルダー辺りが逃げる可能性がありそうで、どちらが行くにせよそこまでペースは流れないだろう。
ただ、雨が降る馬場状態なので瞬発力勝負というよりも、パワーが必要なレースとなりそう。展開からは有利なポジションなどは特になさそうで、どこからでも勝ち負けできる競馬になるだろう。
Vポジション候補としては、上がりを要するので極端に後ろのポジションよりも4角で射程圏内がベストなだけに、『逃げ馬と先行馬、4角5番手以内の好位から運ぶ馬』としておきたい。有力馬で該当するのは、ダノンザキッド、タイトルホルダー、タイムトゥヘヴンの3頭。
【有力馬3頭のジャッジ】
まずは最有力のダノンザキッド。前走はこの馬にとって最高の展開での勝利も、どのような競馬場、馬場でも高いポテンシャルをフルに発揮できる点は素直に評価できる内容であった。また、頭数が少ないメンバー構成もプラスで、揉まれるよりもノビノビ走るレースがベストの条件である。雨が降ってもこなせることを考えてもここは無理に逆らえない馬で、もちろん本命候補の1頭として検討したい。
次にシュネルマイスター。前走のひいらぎ賞は早い流れの中で着差以上に強い走りで、2着以降を寄せ付けない見事な内容。ただ、今回は実力面こそ通用するものの相手が一気に強化される上に2000mとの相性は微妙で、走法などを見てもベストは1600m辺りのように映る。ルメール騎手騎乗でかなりの人気が予想されるものの、過剰な評価にならないように気を付けたい。
そしてタイムトゥヘヴン。前走は相当強い勝ち馬にこそ屈する競馬も、3着以降は寄せ付けなかったことを考えると決して悲観するようなレースではなかった。ただ、このタイミングでの鞍上チェンジはイマイチな印象で、三浦騎手との相性の面を考えても決してプラスとは言えない。ここは相手までの評価が妥当で、変に抑えるようなレースならば馬券外もありそうだ。
【狙い目の穴馬】
まだキャリア2戦で未勝利を勝ったばかりのゴールデンシロップ。前走では課題も見つかったとはいえ、早目抜け出しから押し切る競馬で悪くない勝利であった。また、コーナー4つの中山へのコース替わりもプラスに働きそうで、少頭数ならばスッと先行するレースも可能である。折り合い面にやや不安があるので雨で荒れた馬場もベストで、好走する条件は揃っただろう。
以上のように4頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。雨が降らなければ波乱の可能性も十分にあり得るメンバー構成であったが、時計を要するならば素直にダノンザキッドなど上位人気組を信頼しても問題ないと言えるだろう。ただし、シュネルマイスターとゴールデンシロップなど明暗を分けそうな馬たちがいることも確かなので、その辺りは当日の馬場をしっかり確認して最終的なジャッジを下したいところだ。
(文=倉本匠馬)