<卓球 WTTコンテンダードーハ 2月28日~3月6日>大会6日目となる5日は、男女シングルスで準々決勝、全種目で準決勝が行われた。6日目総括写真:張本智和(木下グループ)/提供:ittfworld男子シングルス準々決勝には張本智和(木下グ…

<卓球 WTTコンテンダードーハ 2月28日~3月6日>

大会6日目となる5日は、男女シングルスで準々決勝、全種目で準決勝が行われた。

6日目総括




写真:張本智和(木下グループ)/提供:ittfworld

男子シングルス準々決勝には張本智和(木下グループ)が登場した。予選で吉田雅己(栃木県スポーツ協会)、本戦で宇田幸矢(明治大)を破って勝ち上がってきた趙大成(チョデソン・韓国)に3-1で勝利した。続く準決勝ではドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)相手に2ゲーム先取するも、オフチャロフの猛攻を防げず、2-4で敗れ、決勝に進むことはできなかった。

女子シングルス準々決勝には伊藤美誠(スターツ)、早田ひな(日本生命)、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)が登場した。伊藤は梁夏銀(ヤンハウン・韓国)を3-0で破ると、準決勝で于梦雨(ユモンユ・シンガポール)相手に3-1で勝利し決勝に進出した。

早田はシャン・シャオナ(ドイツ)との熱戦を3-2で制すと、準々決勝で田志希(チョンジヒ・韓国)に1-2から逆転し3-2で勝利してきた木原と準決勝で対決。4-0で勝利し決勝へ駒を進めた。

また、女子ダブルス準決勝では石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)ペアと早田ひな/木原美悠ペアによる日本人対決が行われ、石川/平野ペアが3-1で勝利している。

大会最終日の6日には全種目で決勝戦が行われる。

男子シングルス見どころ

組み合わせ

ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ) – 林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)




写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ittfworld

男子シングルス決勝にはドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)と林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)が登場する。オフチャロフは準決勝で張本を破り調子を上げてきている。一方、林昀儒もシモン・ゴジ(フランス)を4-1で破り、万全の状態で決勝まで上がってきた。

過去の対戦成績では林昀儒が4勝1敗で勝ち越している。中国勢が不在の中でどちらが頂点に立つか見物だ。

女子シングルス見どころ

組み合わせ

伊藤美誠 – 早田ひな




写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス決勝は日本人対決。伊藤は初戦こそ苦戦したものの、2回戦以降調子を上げてきている。中国勢を除けば世界ランキングトップに立つ伊藤は、決勝でも魅せるプレーを駆使して優勝杯を手にすることはできるのか。




写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

対する早田は、石川佳純(全農)や木原との日本人対決を制しつつ決勝まで勝ち上がってきた。伊藤と早田の国際大会での対戦成績は伊藤が3勝している。しかし、直近の全日本選手権女子シングルス準決勝では1勝1敗である。

早田が伊藤のプレーに揺さぶられることなく、落ち着いたプレーで優勝することができるのか。“黄金世代”による注目の一戦だ。

男子ダブルス見どころ

組み合わせ

趙大成(チョデソン)/李尚洙(イサンス・韓国) – CIFUENTES Horacio/ALTO Gaston(ギリシャ)




写真:趙大成/李尚洙ペア(韓国)/提供:ittfworld

男子ダブルスの決勝は韓国ペアとギリシャペアの対決となった。シングルスでも活躍していた趙大成(チョデソン)/李尚洙(イサンス)ペア(韓国)がCIFUENTES Horacio/ALTO Gastonペア(ギリシャ)とどのような駆け引きを行うか注目だ。

女子ダブルス見どころ

組み合わせ

石川佳純/平野美宇ペア – 陳思羽(チェンズーユ)/鄭先知(ジェンシェンチー・チャイニーズタイペイ)




写真:石川佳純(写真左)と平野美宇/提供:ittfworld

日本人対決を制し決勝に進んだ石川/平野ペアは、陳思羽(チェンズーユ)/鄭先知(ジェンシェンチー)ペア(チャイニーズタイペイ)と対戦することとなった。過去の対戦成績は1勝1敗と実力は伯仲している。陳思羽/鄭先知ペアは互いに前中陣の速いピッチでの攻撃を得意としている。

石川/平野ペアが“コミュケーション”を駆使して強敵を打ち破り、優勝を掴むことができるのか見物だ。

混合ダブルス見どころ

組み合わせ

林昀儒(リンユンジュ)/鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ) – エマニュエル・ルベッソン/ユアン・ジャナン(フランス)




写真:林昀儒/鄭怡静ペア(チャイニーズタイペイ)/提供:ittfworld

混合ダブルスの決勝は台湾ペアがフランスペアと対決する形となった。高い攻撃力を誇る林昀儒(リンユンジュ)/鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)ペアに対し、前陣と中陣でバランスよく役割を決めて戦うエマニュエル・ルベッソン/ユアン・ジャナン(フランス)ペアがどう戦うか見物だ。

6日目結果

男子シングルス準々決勝

〇張本智和 3-1 趙大成(チョデソン・韓国)
13-15/11-7/11-7/11-9

男子シングルス準決勝

張本智和 2-4 〇ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)
11-8/11-6/9-11/4-11/3-11/7-11

女子シングルス準々決勝

〇伊藤美誠 3-0 梁夏銀(ヤンハウン・韓国)
11-8/12-10/11-9

〇早田ひな 3-2 シャン・シャオナ(ドイツ)
11-8/5-11/8-11/11-8/11-3

〇木原美悠 3-2 田志希(チョンジヒ・韓国)
11-8/11-13/8-11/11-9/11-6

女子シングルス準決勝

〇伊藤美誠 4-1 于梦雨(ユモンユ・シンガポール)
11-13/11-7/11-9/11-5/13-11

〇早田ひな 4-0 木原美悠
11-6/11-6/11-6/17-15

女子ダブルス準決勝

〇石川佳純/平野美宇 3-1 早田ひな/木原美悠
14-12/6-11/11-7/11-8

文:ラリーズ編集部