今年初戦ダイキンオーキッドレディス第2日、石川遼の助言が奏功 女子ゴルフの今年初戦ダイキンオーキッドレディスの第2日が5日、沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)で行われた。首位と7打差の20位で出た渋野日向子は67で回って通算6アンダ…

今年初戦ダイキンオーキッドレディス第2日、石川遼の助言が奏功

 女子ゴルフの今年初戦ダイキンオーキッドレディスの第2日が5日、沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)で行われた。首位と7打差の20位で出た渋野日向子は67で回って通算6アンダー。ホールアウト時点で暫定首位の19歳・西郷真央に4打差の同5位に浮上した。

 渋野は前半11番パー5で第3打を1メートル半につけてバーディー。13番は3パットでボギーを叩いたが、18番パー5は1メートル半のバーディーパットを沈めた。同組の笹生優花(ICTSI)と笑顔で会話しながらラウンド。後半は2、4番でバーディーを奪うと、7番から2連続で伸ばした。

 ラウンドの会見ではナイスプレーと称えられると、「ありがとうございます!」と元気いっぱい。「予選通過して良かったなと思います。昨年の開幕戦は予選落ちしたし、久々のギャラリーさんの前だった。その中でも予選通過はしたいというのがあった。それができてよかった」とコメント。さらにシブコ節を交えてこう語った。

「昨日ボギーのところでバーディーが獲れた18番。ここで獲れて気持ちよかったです。13番のボギーがあってイラっとする部分もあったので、18番で獲れて気分が楽になれました。久々にパー5で全部バーディーを獲れたので(沖縄料理を食べて)明日2キロくらい太って帰ってくると思います」

 今大会は各日1000人のギャラリーを入れる予定で、国内女子ツアーでは2019年の最終戦以来1年3か月ぶりの有観客試合。渋野は多くのギャラリーを引き連れ、バーディーで大きな拍手を浴びた。苦しいシーズンを過ごした昨年は未勝利。2019年11月以来優勝から遠ざかっている。

 100ヤード以内のショットの精度を上げるため、オフに石川遼(カシオ)の助言を受けてウェッジを4本に増やした。おかげでパー5のバーディー奪取に繋がった。「マネジメントの必要性を感じて、ウェッジを4本にした。悪くない位置。上位の争いも楽しみながらですが、いま自分のやるべきこと、目の前のことに集中してやるべきことをやりきりたい」と力を込めた。(THE ANSWER編集部)