サッカーのプレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラス…

サッカーのプレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラストパスが脚光を浴びるべき場合もある。今回の企画『Best Assist』(最高のアシスト)では、これまでに生まれた素晴らしいアシストを紹介していく。

今回は元イタリア代表FWロベルト・バッジョ氏がミラン時代に記録したアシストだ。

ユベントスでスーパースターとしての地位を確固たるものとしたバッジョ氏は、1995年夏にミランに移籍。1997年夏に退団するまでの2シーズンで公式戦67試合に出場し、19ゴール25アシストを記録した。

創造性あふれるプレーで観客を魅了するファンタジスタとして知られたバッジョ氏だが、1997年3月2日に行われたセリエA第22節のローマ戦では、見事なアシストを記録している。

0-0のまま迎えた65分、相手陣内中央右でミランがFKを得ると、キッカーのバッジョが右足のクロスをボックス内に入れる。ふわりとしたボールながら、絶妙の軌道を描いたバッジョのボールは、GKとDFのちょうど間を通り、ファーポストで待つDFピエトロ・ヴィエルコウッドの下へ。ヴィエルコウッドはややオフサイドにも見えたが、このパスに頭で合わせ、見事な先制ゴールとなった。

先制したミランだったが、その後失点。強豪同士の試合は1-1のドローに終わった。