アンディ・ロディック(アメリカ)とキム・クライシュテルス(ベルギー)が国際テニスの殿堂入りメンバーにノミネートされた。  2003年全米オープンで優勝したロディックは、グランドスラム大会のシングルスで優勝した最後のアメリカ人だ…

 アンディ・ロディック(アメリカ)とキム・クライシュテルス(ベルギー)が国際テニスの殿堂入りメンバーにノミネートされた。  2003年全米オープンで優勝したロディックは、グランドスラム大会のシングルスで優勝した最後のアメリカ人だ。彼は2004、2005、2009年のウィンブルドン決勝、2006年の全米オープン決勝にも進出している。  ロディックはメルボルンでの全豪オープンの際にテニスの殿堂入りについて、「それはテニスのキャリアにおける安息の場所だ」と言った。「僕は自分がそこに属する権利があると思ったことはなかった。僕は、ロジャー(フェデラー)やセレナ(ウイリアムズ)などのような、そこに入るのが当然の偉人ではないからね。だから、もちろん感謝しているよ」。  ロディックは2004年2月にフェデラーがトップランキングに就き、それを237週連続で保持するようになる前に、13週間、世界ランキング1位だった。  クライシュテルスは、2005、2009、2010年の全米と、2011年全豪の4つのグランドスラムのシングルス・タイトルと、2つのダブルス・タイトルを獲得している。  クライシュテルスは、国際テニスの殿堂のツイッターアカウントに投稿されたビデオメッセージの中で次のように言っている。

 「テニスの殿堂の一員と認められるということは、明らかにテニス界でとてもよいことをやってのけたということを意味すると思いますが、それはまた、すでにその位置にいるほかのテニスプレーヤーから敬意を受けているという意味でもあります。私はそのことを非常に名誉に感じています」  2017年にテニスの殿堂入りメンバーにノミネートされた者の中には、車いすテニスのモニーク・カルクマン ファンデン ボッシュ、テニスの歴史家でありジャーナリストであるスティーブ・フリンク、指導者の故ビック・ブレーデンなどがいる。  ロディック、カルクマン ファンデン ボッシュ、フリンクは、全豪オープンで行われたセレモニーに出席した。今年選ばれたメンバーは7月22日に正式に殿堂入りすることになる。(C)AP(テニスマガジン)