年に一度、スポーツにおいて最も優れた功績を残した個人・団体を称え、「スポーツ界のアカデミー賞」とも呼ばれる「ローレウス世界スポーツ賞」。大坂なおみ(日本/日清食品)が2019年、年間最優秀成長選手に選ばれて日本人初の受賞を果たした同賞の本年…

年に一度、スポーツにおいて最も優れた功績を残した個人・団体を称え、「スポーツ界のアカデミー賞」とも呼ばれる「ローレウス世界スポーツ賞」。大坂なおみ(日本/日清食品)が2019年、年間最優秀成長選手に選ばれて日本人初の受賞を果たした同賞の本年度の候補者が発表され、その大坂をはじめ4人のテニス選手の名前が挙がった。英スポーツメディアSky Sportsが報じている。【動画】大坂なおみが全豪OPで見せた好プレーランキング!

第22回となる今回、大坂がノミネートされたのは、年間最優秀女子選手賞のカテゴリー。彼女以外の候補者は、アンナ・ファン デル ブレッヘン(オランダ/自転車)、フェデリカ・ブリニョネ(イタリア/アルペンスキー)、ブリジット・コスゲイ(ケニア/陸上)、ワンディ・ルナール(フランス/サッカー)、ブレアナ・ステュアート(アメリカ/バスケットボール)だ。大坂は前回の2020年にもこのカテゴリー候補となったが、その時はシモーネ・バイルズ(アメリカ/体操)が2年続けて同部門で受賞していた。

大坂はノミネートされたことを受けて、「再びローレウス賞にノミネートされて光栄に思います。スポーツ面の貢献だけでなく、スポーツ以外のところで世界中の若者たちをいかに助けることができたかという、より大きな画を描いているこの賞は、私にとって特別な存在です。今こそ、スポーツはあらゆる面で大きな違いを作ることができるタイミングであり、世界を変える手助けをすることができるのです」と述べている。

大坂の他には、ラファエル・ナダル(スペイン)が年間最優秀男子選手賞、ドミニク・ティーム(オーストリア)とイガ・シフィオンテク(ポーランド)が年間最優秀成長選手賞の候補にそれぞれ挙がっている。

ナダルのライバルは、ジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ/陸上)、アルマンド・デュプランティス(スウェーデン/陸上)、ルイス・ハミルトン(イギリス/F1)、レブロン・ジェームズ(アメリカ/バスケットボール)、ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド/サッカー)。

ティームとシフィオンテクが年間最優秀成長選手の座を争う相手は、アンスー・ファティ(スペイン/サッカー)、パトリック・マホームズ(アメリカ/アメリカンフットボール)、ジョアン・ミル(スペイン/モーターサイクル)、タデイ・ポガチャル(スロベニア/自転車)。

また、大坂以外の日本人としては、桃田賢斗(日本/バドミントン)が年間最優秀復活選手にノミネートされている。対抗馬はダニエル・バード(アメリカ/野球)、アレックス・モーガン(アメリカ/サッカー)、マックス・パロット(カナダ/スノーボード)、ミカエラ・シフリン(アメリカ/アルペンスキー)、アレックス・スミス(アメリカ/アメリカンフットボール)だ。

今年の受賞者は5月、オンライン形式の授賞式で発表される予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」での大坂なおみ

(Photo by TPN/Getty Images)