サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出される…

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のコロンバス・クルーに所属するアルゼンチン人MFルーカス・セララジャンがティグレス時代に決めたフリーキックだ。

アルゼンチンでプロデビューを果たしたセララジャンは、2016年からメキシコの強豪ティグレスに加入。主力としてプレーし、リーグ王者に3度輝くなど、功績を残している。

現在は活躍の場をアメリカに移しているセララジャンだが、2018年7月22日に行われたリーガMXアペルトゥーラ第1節のクラブ・レオン戦では、豪快なフリーキックを決めている。

0-0で迎えた37分、ボックスの外左でティグレスがFKを得ると、キッカーはセララジャン。右足で放たれたトップスピンのかかったドライブシュートは、物凄いスピードでゴール左へ向かうと、必死に手を伸ばすGKにセーブの隙を与えずにゴールインした。

先制し、主導権を握ったティグレスは、試合に2-0で勝利している。