サッカーのプレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラストパスが脚光を浴びるべき場合もある。今回の企画『Best Assist』(最高のアシスト)では、これまでに生まれた素晴ら…

サッカーのプレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラストパスが脚光を浴びるべき場合もある。今回の企画『Best Assist』(最高のアシスト)では、これまでに生まれた素晴らしいアシストを紹介していく。

今回はマルセイユの日本代表DF長友佑都が記録したアシストだ。

FC東京でプロキャリアをスタートさせた長友は、2010年夏にチェゼーナに移籍し、渡欧。その後インテルやガラタサライでの活躍を経て2020年夏にマルセイユに加入している。

豊富な運動量に加え、ベテランの経験値が持ち味の長友だが、2021年2月20日に行われたリーグ・アン第26節のナント戦では、見事なクロスでマルセイユ初アシストを記録している。

0-1とリードされて迎えた69分、MFヴァランタン・ロニエからのパスに左サイド深くに抜け出した長友が、ダイレクトで折り返しのクロスを入れる。カーブのかかった鋭いクロスは、ゴール前の危険な位置に入ると、MFディミトリ・パイエが後方から走り込んでジャンピングボレーを合わせ、見事な同点弾を決めた。

長友の移籍後初アシストから同点に追いついたマルセイユだったが、試合はそのまま1-1のドローに終わっている。