一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、 KONAMI)は、プロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALL プロリーグ」2020シーズンを開催中。eペナントレースの全日程が終了し、残すところ「コカ・コーラeクライマックスシリーズ」(コカ・コーラeCS)と「SMBCe日本シリーズ」となった。eペナントレースの全試合は現在下記の公式チャンネルでアーカイブ配信中ということもあり、ポストシーズンが始まる前に、是非もう一度見たい、また見てもらいたい試合をピックアップ!

今回ご紹介するのは、誰もが認める2020シーズン最強ルーキー、横浜DeNAベイスターズの辻晴選手。「eBASEBALL プロリーグ」初挑戦ながら最多本塁打、最多打点、最優秀防御率と3つのタイトルを手にし、全選手の各節の試合内容を評価・順位化し、ランキングにした「プロリーグランキング」で堂々2位を獲得!チームもセ・リーグ1位でコカ・コーラeCS進出を決めており、今シーズン最注目選手の1人だと言える。

辻選手が強烈な印象を残したのは2020シーズン開幕戦、即ちプロとしての最初の1戦だった。昨シーズン打点王のヤクルト・高良選手を相手に、12対1という圧倒的な得点差で勝利を掴み、怪物ルーキーの存在を知らしめた。

■タイトル: DeNA vs ヤクルト (会場:横浜) 第2試合
■出場選手: DeNA:辻 晴/ヤクルト:高良 匡史
■スコア: DeNA 12―1 ヤクルト

●eペナントレース 「初めてのシーズンだからこそ適応早かった」

この第1戦以降も、無失点の好投を見せ、守備の面でも驚異的な実力を見せた辻選手。プロとして最高のスタートを切ったと言えるが、改めてeペナントレース全体を振り返っての感想を聞くと「正直、ここまで勝てるとは思っていませんでした。僕にとっては初めてのシーズンでしたが、だからこそお客さんのいない試合環境にいち早く適応することが出来たのかもしれません」と冷静にコメント。

●今年のチーム 「常に首位での優勝」

更に 「チームとしては常に首位であり続けたことが大きかったと思います。優勝を狙える位置に居続けたことで最初から最後まで高いモチベーションを維持することができ、優勝という結果に繋がったと思います。個人としてはチームメイトのアドバイスが勝利に繋がりました。基本的には僕がやりたいことをやらせてもらい、重要な場面で的確なアドバイスを与えてくれる。そんな流れが安定した試合運びの要因になったと思います。」とチームメンバーがいたからこその結果であると、感謝の言葉を続けた。

●個人成績 「シーズン中に成長。投球術はチームメイトの大茂選手(最多奪三振)から学び」

驚異的な好成績を残せた秘訣については「最多本塁打、最多打点に関してはシーズン中に打撃が成長したことが大きかったです。シーズン中でも調子の維持にこだわろうとはせず、常に新しいやり方を模索した結果、ミート打ちや強振精度が大きく向上し最多本塁打と最多打点に繋がったと思います。最優秀防御率には大茂選手が大きく関わっています。大茂選手の投球術を間近で学び、それを自分の投球に落とし込んだことで、ストレート被打率.085という数字を出すことが出来ました。どのタイトルもシーズン中に成長できたことが結果に表れたと思います」とコメント。類まれなるセンスだけではなく、シーズン中の1試合1試合で学び成長し続けようとする貪欲な姿勢がこの結果をもたらしたことがよく分かる。

●コカ・コーラeCSへ向けて 「中断期間中もレベルアップしている実感がある」

そんな辻選手が出場するコカ・コーラeCSがいよいよ明日より開催される。コカ・コーラeCS、そしてその先のSMBC e日本シリーズ優勝を見据えて辻選手は、「eCSを突破できなければそこで終わりなので、まずはeCSに全力を注ぎたいと考えています。この中断期間にも数段レベルアップしている実感があるので、皆さんに成長した姿を見せることができればと思います。eCSを勝ち抜き、最終的には日本一になれるように頑張ります!」と自信に溢れたコメントをくれた!

果たして【最強ルーキー】はプロ1年目にして日本一の栄光を掴み取ることが出来るのか、それもともベテランの猛者たちの前に惜しくも敗れ去ってしまうのか・・・?激戦必至なコカ・コーラeCSに是非、ご期待頂きたい!