世界19位ウルフの珍プレーに米メディア「ゴルフは難しいスポーツだと示した」 米男子ゴルフツアー、世界選手権シリーズ初戦のWGCワークデイ選手権は25日(日本時間26日)に開幕。個性派マシュー・ウルフ(米国)の珍プレーが注目を集めている。グリ…

世界19位ウルフの珍プレーに米メディア「ゴルフは難しいスポーツだと示した」

 米男子ゴルフツアー、世界選手権シリーズ初戦のWGCワークデイ選手権は25日(日本時間26日)に開幕。個性派マシュー・ウルフ(米国)の珍プレーが注目を集めている。グリーン上での素振りの際にボールを打ってしまうまさかのミス。実際の映像を欧州ツアーが公開しているが、米メディアでは「世界ランク19位のプロがするようなミスではない」と報じている。

 まさかの光景だった。6番ホールのグリーン上。世界ランク19位で、変則スイングでも知られるウルフはバーディーパットを打とうと、ボールを上に置いてルーティーンの素振りを1度、そして2度目だ。素振りのはずが、パターのトゥ側の部分にボールが当たってしまったのだ。

 正面方向に力なく転がるボール。アマチュアでもなかなか見られない珍しいミスだ。気恥ずかしそうなウルフのミスに注目しているのは米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「フォー・ザ・ウィン」だ。

「WGCのイベントで、マシュー・ウルフが恥ずかしいミスを犯した」と見出し付けされた記事ではウルフの“珍パット”をレポートしている。

「ゴルフの達人であっても、WGCワークデイ選手権の初日に11オーバーの83を記録するなど、ゴルフは難しいスポーツであることを木曜、彼は私たちに示した」

2019年のルール変更によりペナルティはなし

 6番グリーン上でのミスには「ウルフはパッティングの練習をしていたところ、誤って打ってしまうというミスを犯してしまった」と伝えている。

 だが、ウルフはペナルティを受けなかった。2019年のルール変更の際に、グリーン上で偶然ボールを動かしてしまった場合は無罰となった。

 とは言え、記事では「週末ゴルフを楽しむ人たちではない世界ランク19位のプロがするようなミスではない」と指摘している。

 ペナルティこそなかったが、ウルフは結局このホールは3パットのボギー。前半から大荒れ状態で、83を打ち11オーバーで72人中最下位。ホールアウト後に棄権している。(THE ANSWER編集部)