2月28日、阪神競馬場でGⅢ阪急杯(芝1400m)が行なわれる。 このレースは、3月28日に開催されるGⅠ高松宮記念(…

 2月28日、阪神競馬場でGⅢ阪急杯(芝1400m)が行なわれる。

 このレースは、3月28日に開催されるGⅠ高松宮記念(中京/芝1200m)の前哨戦。2014年のコパノリチャード、2013年のロードカナロアなどが、阪急杯と高松宮記念を連勝しているように、関連性が高い重要な一戦だ。

 過去に1200mでも行なわれていたが、2006年から1400mに変更された。それ以降に種牡馬として2勝を挙げているのがディープインパクト、キングカメハメハ、キングヘイロー、ダイワメジャーの4頭。今回は、ディープインパクトとダイワメジャーの産駒が出走を予定しているため、その産駒たちを中心に考えてみたい。

 まずはダイワメジャー産駒から、レシステンシア(牝4歳/栗東・松下武士厩舎)をピックアップ。


2019年度の

「最優秀2歳牝馬」レシステンシア

 同馬は2019年度の最優秀2歳牝馬で、この阪神コースではGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ(芝1600m)を制し、GⅠ桜花賞(芝1600m)でも2着。そのほか、GⅠNHKマイルC(東京/芝1600m)でも2着に入っている。「阪神/芝1400m」は初めてだが、1400mは2歳新馬とGⅢファンタジーS(共に京都)で2戦して2勝。条件は合っている。

 前走は昨年11月のGⅠマイルチャンピオンシップ(阪神/芝1600m)で、約3カ月ぶりの出走になる。同レースは骨折休養明けで体重も24kg増えており、ベストの状態ではなかった。それでもいいスタートを切ってハナを奪うと、グランアレグリアら強豪を相手に0秒8差の8着。決して悪い内容ではなく、今後につながるいい経験になっただろう。

 父ダイワメジャーの産駒は阪急杯で、2014年コパノリチャード、2015年ダイワマッジョーレが勝利。コパノリチャードはレシステンシアと同じ逃げ馬で、前述のように、続く高松宮記念も勝利している。レシステンシアはその再現を狙いたい。

 血統は、母マラコスタムブラダが亜GⅠフィルベルトレレナ大賞典(芝2200m)勝ち馬で、1歳下の弟グラティアス(父ハーツクライ)は、デビュー2連勝でGⅢ京成杯(中山/芝2000m)を勝ったクラシック候補。勢いのある血統だけに、弟に続けるか注目だ。

 ディープインパクト産駒は4頭が登録を行なっているが、人気の中心になりそうなダノンファンタジー(牝5歳/栗東・中内田充正厩舎)は、やはり注目の存在だ。

 同馬は、2018年の阪神ジュベナイルフィリーズを勝った最優秀2歳牝馬。3歳時もGⅡローズS(阪神/芝1800m)をコースレコードで勝利するなど、トップクラスの1頭として君臨。4歳となった昨年は、今回と同じ条件のGⅡ阪神Cを1馬身3/4差で完勝し、牡馬混合戦の重賞レースで初勝利(重賞5勝目)を飾っている。

 今回はそのレース以来、約2カ月ぶりの実戦となる。1400mでは阪神ジュベナイルフィリーズのほかに、レシステンシアと同じくファンタジーSを勝利しており、2戦2勝の得意条件だ。牡馬相手に重賞を制した前走からの充実ぶりは目覚ましく、同条件のここで大崩れはなさそうだ。

 母ライフフォーセールは、亜GⅠブエノスアイレス州大賞典(ダート2200m)などGⅠ2勝。奇しくも、レシステンシアとは「最優秀2歳牝馬」「ファンタジーS勝ち馬」「母がアルゼンチンのGⅠ馬」という共通点がある。

 以上、今年の阪急杯はレシステンシア、ダノンファンタジーの2歳女王2頭に注目する。