24日に3月のワールド・ベースボール・クラシックに臨む侍ジャパン日本代表27選手が発表された。辞退者が1名出たため、28人目の選手は決まり次第発表となる。■WBC出場の「侍ジャパン」27選手が決定、残るは1選手 24日に3月のワールド・ベー…

24日に3月のワールド・ベースボール・クラシックに臨む侍ジャパン日本代表27選手が発表された。辞退者が1名出たため、28人目の選手は決まり次第発表となる。

■WBC出場の「侍ジャパン」27選手が決定、残るは1選手

 24日に3月のワールド・ベースボール・クラシックに臨む侍ジャパン日本代表27選手が発表された。辞退者が1名出たため、28人目の選手は決まり次第発表となる。

 昨年12月までに発表されていた日本ハム・大谷翔平ら19選手に加え、この日はソフトバンク・千賀滉大、ロッテ・石川歩、楽天・松井裕樹、オリックス・平野佳寿、阪神・藤浪晋太郎、中日・岡田俊哉の6投手、巨人・小林誠司捕手、中日・平田良介外野手の計8選手のメンバー入りが決定。2大会ぶりの世界一を目指す登録メンバーがほぼ出そろった。メンバー入りの可能性がある選手は残り1人となったが、ここまでは昨季リーグのタイトルホルダーに輝きながらもWBC代表入りしていない選手も多くいる。それぞれの選手を見てみたい。

 まずはセ・リーグ。広島・野村祐輔投手は昨季、自己最多の16勝(3敗)、勝率.842で最多勝、最高勝率のリーグ投手タイトル2冠、ベストナインに輝いた。昨年11月のメキシコ・オランダとの強化試合で代表入りしたが、先発した11日のメキシコ戦(東京ドーム)では4回を投げて3被弾を含む5安打3失点。打線の援護で勝ち星をつかんだものの、今回はメンバー外となっている。

 昨季37セーブを挙げて、自身初タイトルとなるセーブ王に輝いた巨人・澤村拓一投手は13年の第3回大会、15年の欧州代表との強化試合、世界野球プレミア12でも代表入りしていたが、今回はメンバー入りしていない。その他、新人王の阪神・高山俊外野手、ベストナインに選ばれた選手では広島の石原慶幸捕手、新井貴浩内野手、丸佳浩外野手、巨人の村田修一内野手が27選手の中には入らなかった。

■柳田はコンディション考慮で選出外か

 パ・リーグでは昨季15勝(5敗)、勝率.750でリーグ2冠に輝いたソフトバンクの和田毅投手が選出外。04年のアテネ五輪、06年の第1回大会、08年の北京五輪など国際経験は豊富だったが、小久保ジャパンでの代表入りは1度もなかった。

 4年ぶり2度目の首位打者(打率.339)、最多安打(178安打)、ベストナインを獲得したロッテの角中勝也外野手は第3回大会に選ばれたものの、小久保監督が就任してからは代表選出は1度もなし。2年連続で最高出塁率(出塁率.446)のタイトルを獲得したソフトバンクの柳田悠岐外野手は侍ジャパン入りが期待されていたが、コンディションが考慮されたようだ。

 盗塁王に輝いたオリックス・糸井嘉男外野手(現阪神)、西武・金子侑司内野手は選出外。新人王の日本ハム・高梨裕稔投手、ベストナインに輝いたロッテの田村龍弘捕手、鈴木大地内野手、西武の浅村栄斗内野手、日本ハムの西川遥輝も代表入りしていない。

 小久保監督は残る1選手は野手になるとしている。最後の1枠は誰になるのか。発表が注目される。