「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、昨年のウィンブルドン以来の公式戦復帰となるロジャー・フェデラー(スイス)がノーシードから勝ち上がってきたミーシャ・ズ…
「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、昨年のウィンブルドン以来の公式戦復帰となるロジャー・フェデラー(スイス)がノーシードから勝ち上がってきたミーシャ・ズベレフ(ドイツ)を6-1 7-5 6-2で倒してベスト4進出を決めた。試合時間は1時間32分。
この結果でフェデラーは、ズベレフにすべてストレート勝利で3連勝。前回の対戦は2013年6月のハレ(ATP500/グラスコート)の準々決勝で、フェデラーが6-0 6-0で勝っていた。
故障による活動休止でランキングを落としていたフェデラーは、今大会に第17シードで出場。昨年は準決勝で、大会覇者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に1-6 2-6 6-3 3-6で敗れている。
全豪オープンに18年連続出場となるフェデラーは、これまでに4度(2004年、06~07年、10年)タイトルを獲得。準決勝進出は、2年連続13回目となる。
フェデラーの7年ぶりのファイナル進出をかけた準決勝は、第4シードのスタン・ワウリンカ(スイス)とのスイス対決となる。2014年覇者のワウリンカは準々決勝で、第12シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を7-6(2) 6-4 6-3で下しての勝ち上がり。
1年前には世界ランク171位で予選から出場し、本戦入りを逃していたズベレフ。6年ぶり6度目の出場となった今大会で2度目の初戦突破を果たすと、2回戦で第19シードのジョン・イズナー(アメリカ)を6-7(4) 6-7(4) 6-4 7-6(7) 9-7で、4回戦では大会初優勝を目指す第1シードのアンディ・マレー(イギリス)を7-5 5-7 6-2 6-4で破る金星を挙げていた。
グランドスラム自己最高の8強入りを果たしたズベレフは大会後に更新される世界ランクで、2009年6月に記録した45位を超える30位台に浮上する見込みとなっている。ズベレフは手首の故障などの影響で、2015年3月には1067位までランキングを落としていた。
(テニスマガジン/Tennis Magazine)