23日、ホンダは2017年の世界ツーリングカー選手権(WTCC)のワークス参戦体制を発表。2チーム3台での参戦で、うち1台のステアリングは日本人ドライバーの道上龍が握ることとなった。「シビックWTCC」で戦うホンダの今季ワークス参戦体制は以…

23日、ホンダは2017年の世界ツーリングカー選手権(WTCC)のワークス参戦体制を発表。2チーム3台での参戦で、うち1台のステアリングは日本人ドライバーの道上龍が握ることとなった。

「シビックWTCC」で戦うホンダの今季ワークス参戦体制は以下の通り。

■Honda Racing Team J.A.S.
#34 道上龍
■Castrol Honda World Touring Car Team
#18 ティアゴ・モンテイロ
#5 ノルベルト・ミケリス

モンテイロとミケリスは、昨季に引き続いてホンダ陣営からのレギュラー参戦となる。

新レギュラーとなった道上龍(みちがみ・りょう)は、今年3月で44歳になるベテランドライバー。ホンダのエースとして長く活躍し、2000年にはNSXでGT500ドライバーズチャンピオンにも輝いている。

近年は第一線のレギュラーシートからは遠ざかり、チーム監督が主な役割となっていたが、現役を引退したわけではなく、昨年はWTCCもてぎ大会にスポット参戦。その後、道上が監督を務めていたチームがSUPER GT/スーパーフォーミュラでの活動を昨季限りで休止したこと等から、道上の今季WTCCレギュラー参戦が噂にあがるなどしていた経緯がある。

道上龍のコメント
「4年ぶりのドライバーとしての本格復帰であり、同時に世界選手権フル参戦という初めてのチャレンジとなります。世界選手権の舞台で日本人としてHondaブランドを背負って戦えることを誇りに思うと同時に、非常に身の引き締まる思いです」

「とても大きな挑戦になりますが、今までの経験を活かし、レース人生の集大成とするべく全ての力を出し切り、勝利を目指します。ホンダとJ.A.S.モータースポーツのメンバーとともに力を合わせ、精一杯頑張りますので、ご声援よろしくお願いいたします」

WTCCのレースレベルはもちろん高いが、速度域自体はそれほど高いわけではないので、ベテランが力を発揮できるカテゴリーだ。これまで日本人選手の目立った活躍がないカテゴリーともいえるだけに、ホンダからレギュラー参戦することとなった道上にかかる期待は大きい。

2017年のWTCCは、現段階で4~12月に10大会が予定されており、道上の凱旋レースとなるツインリンクもてぎ大会は10月27~29日の開催となっている。

道上龍(2016年WTCCもてぎ戦)《写真提供 MOBILITY LAND》 

道上龍(2016年WTCCもてぎ戦)《写真提供 MOBILITY LAND》 

道上龍(2016年)《写真提供 Honda》 

道上龍(2016年)《写真提供 Honda》 

#34 道上龍(2016年WTCCもてぎ戦)《写真提供 Honda》 

#34 道上龍(2016年WTCCもてぎ戦)《写真提供 Honda》 

#34 道上龍(2016年WTCCもてぎ戦)《写真提供 Honda》 

#34 道上龍(2016年WTCCもてぎ戦)《写真提供 Honda》 

#18 T. モンテイロ(2016年WTCCもてぎ戦)《写真提供 Honda》 

#18 T. モンテイロ(2016年WTCCもてぎ戦)《写真提供 Honda》 

T. モンテイロ(2016年WTCCもてぎ戦)《写真提供 Honda》 

T. モンテイロ(2016年WTCCもてぎ戦)《写真提供 Honda》 

N. ミケリス(2016年WTCCもてぎ戦)《写真提供 Honda》 

N. ミケリス(2016年WTCCもてぎ戦)《写真提供 Honda》