2月21日、ルナロッサの圧勝で幕を閉じたプラダカップ。クリスマスの時点ではチームニュージーランドとアメリカン・マジッ…

　2月21日、ルナロッサの圧勝で幕を閉じたプラダカップ。クリスマスの時点ではチームニュージーランドとアメリカン・マジックが決勝を戦い、イネオスチームUKは１勝もできず。しかし、プラダカップがはじまりラウンドロビンでは改良を加えたイネオスが全勝で勢いに乗りました。しかし、最終的には７対１　でルナロッサが勝利するという、誰も予想できない展開になりました。アメリカズカップ本戦は3月6日に始まり、先に7勝したチームがカップを獲得します。（BHM編集部）

「チームのみんな、スポンサー、このプロジェクトでわたしたちのために働いてくれたすべての人に感謝しています。プラダカップで戦った３艇は強いチームで勝利することは簡単ではなかった。チームの働きにとても満足しています。きょうはみんなで勝利の喜びを分かち合い、明日からはチームニュージーランドに勝つことを考えます。わたしたちには新しい試みがあり、リラックスする暇はありません。練習を怠らず、守りに入らないことが大切。重要なのはペースを上げること。あきらめることなく最後まで戦います」（スキッパー・チームディレクター／マックス・シレナ。写真右）
「ルナロッサは素晴らしい戦いをしました。再びアメリカズカップの舞台に立つことは大いに価値のあるものです。彼らはすべての風のなかで技術を持っていて、決勝へ行くに値するチームです。わたしちは残念な結果になりましたが、チームが４年間、特にニュージーランドに来てから直面した課題に取り組んできたことを誇りに思います。クリスマス前の状態からチームの一人ひとりが信じられないほど一生懸命働きました。アメリカズカップは人と人との戦いであり、過去４年間のキャンペーンで大いに成長しました。そしてわたしたちは、上手く行かなかった部分を分析する必要があります。ルナロッサとチームニュージーランドは20年、30年とこの戦いに参加しています。この間で学んだこと開発能力が鍵になります。わたしたちはカップをイギリスに戻すことを目標に2014年にチームを立ち上げました。カップを持ち帰ることができなかったのは本当に残念です。わたしたちは、まだ仕事を成し遂げる必要があります」（ベン・エインズリー）