シーズン終了後のガレス・ベイルのレアル・マドリーへの復帰は、マドリーにとってスポーツ面での問題をもたらすだけでなく、20…
シーズン終了後のガレス・ベイルのレアル・マドリーへの復帰は、マドリーにとってスポーツ面での問題をもたらすだけでなく、2021-2022シーズンのEU圏外選手の登録枠の問題をもたらす可能性がある。6月30日から彼は、スペインリーグでこのステータスを持たなくなるからだ。
もうお手上げだ...モウリーニョでさえもベイルを理解できず
現在、トッテナムにレンタル中の同選手は、スペインのプロリーグでEUのステータスを維持している。これは、1月1日のイギリスのEU離脱を機に、2020年12月31日に経営者サイドと協会がが署名捺印し合意したものである。この通達の中で、冬の移籍市場と一致する2021年1月1日以降に登録された英国国籍を持つサッカー選手は「最大の登録枠と出場選手枠においてEU圏外の選手」として見なされていることを明確にした。
さらに同じ通達の中で、2021年1月1日より前にすでにスペインのクラブと契約を結んでいた英国出身の選手の状況も規制されている。
「2020年12月31日までにプロカテゴリーに所属するクラブと契約を結んだ英国国籍を持つすべてのサッカー選手は、2020-2021シーズンが終了するまで、選手登録枠とこれらのカテゴリーの試合における出場可能人数枠において、20-21シーズンを開始した時のEUの条件が維持される」
6月30日からこのウェールズの選手を含むそれらすべての選手は、EU圏外の選手になるということだ。これはベイルとレアル・マドリーとの契約期間中に継続される条件でもある。
これはマドリーにとって2つのシナリオを意味する。1つは今年の新たなレンタル先を模索すること。そして、その行き先は規制がないプレミアリーグである必要があるだろう。欧州のその他のリーグはスペインと同じことが起こり、彼の持つEU圏外の選手の条件によって、同じシュチュエーションになることが予想される。
2つ目の可能性は、EU圏外の選手の数をオーバーするだろうマドリーに残るという選択。今現在、この条件にある選手はブラジル人選手たちで、ミリトン、ヴィニシウス、そしてロドリゴだ。この点では2つのシナリオが考えられる。マドリーは、ベイルの最後の在籍となる来シーズン中に、2人の若いブラジル人のうちの1人をレンタルに出すか、来シーズンが始まった時にEUの国籍を保有するために、3人のうちの1人に国籍を取得させることを試みるということだ。
ベイルの復帰が今マドリーの頭痛の種になりかねないのは事実である。スポーツ面では、ジダンとの現在の関係、そして制度面では外国籍選手に対するこの新しい条件によるものだ。