19日の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/2月8日~男子2月21日・女子20日/ハードコート)男子シングルス…

19日の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/2月8日~男子2月21日・女子20日/ハードコート)男子シングルス準決勝で、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-4、6-2、7-5で下した第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)。そのメドベージェフが試合の終盤に見せたスーパーショットについて、記者会見で語った。【実際の動画】メドベージェフの最高のショット!自分を悪役扱いしていた観客を煽る!【実際の動画】メドベージェフ、入場時からブーイングを浴びる

この試合は1ポイント目が始まる前から異様な雰囲気だった。メルボルンにはギリシャ人街があるからか、スタジアムにはチチパスを応援する声が大きく響き、メドベージェフは入場時からブーイングを浴びていた。更にメドベージェフはショットを打つ際、観客に声で邪魔される場面も多々あり、審判が注意するほどだった。

そんな状況の中、メドベージェフは最初の2セットをピンチになることなく奪うと、第3セットでもブレークアップ。しかしブレークバックされるとミスが目立つようになり、雲行きが怪しくなっていた。

それでもゲームカウント5-5で15-40のチャンスを作ると、メドベージェフはここで最高の一打を放つ。チチパスはワイドサーブでメドベージェフをサイドラインの外に追い出すと、3球目でもちろんオープンスペースへ打ち込む。だがメドベージェフはこれにギリギリで追いつき、バックハンドのダウン・ザ・ラインを叩き込んでブレークに成功した。

勝利を大きく手繰り寄せる一打を放ったメドベージェフは、これまで自分を悪役扱いしていた観客を煽り、アピール。メドベージェフはこの出来事について記者会見でこう語っている。

「観客の大半はチチパスを応援していた。あれは僕が勝利を決定づけた瞬間だった。もちろん、その後にサービング・フォー・ザ・マッチがあるのだけど。でも重要な瞬間だった。あのショットで観客に認めてもらいたかったんだ。だって僕のキャリアで最高の一つであり、信じられないショットだったんだから」

メドベージェフはグランドスラム初優勝がかかる決勝で、同大会過去最多である8度の優勝を誇る第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。メドベージェフとジョコビッチによる男子シングルス決勝は、日本時間21日17時30分から行われる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのメドベージェフ

(Photo by Jason Heidrich/Icon Sportswire via Getty Images)