全豪オープン2度目の優勝へ、大坂なおみがJ.ブレイディと20日に対戦全豪オープ…
全豪オープン2度目の優勝へ、大坂なおみがJ.ブレイディと20日に対戦
全豪オープン女子シングルス準決勝、第10シードのセリーナ・ウイリアムズ(アメリカ)をストレートで下し、決勝進出を果たした第3シードの大坂なおみ(日清食品)。そのコーチを務めるウィム・フィセッテ氏が、2月19日に記者会見を行い、決勝まで勝ち上がれた要因を語った。
【動画】大坂なおみ vs. S.ウイリアムズ マッチハイライト
フィセッテ氏は、これまでシモーナ・ハレプ(ルーマニア)やキム・クリスターズ(ベルギー)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、アンゲリーク・ケルバー(ドイツ)ら世界1位の選手を指導してきた名伯楽。大坂のチームには、2019年のシーズンオフに加入している。
大坂が決勝に進出したことについて、フィセッテ氏は「非常にうれしい。長いプロジェクトだったね。早めにここに来る計画もあったが、すべてが変わってしまったため、グランドスラムのための準備としては、これまでで一番長い期間だったと思う」と、ほかのグランドスラムとは異なる苦労があったと明かした。
しかし、それは大坂の成長につながった時間でもあったという。「彼女の課題に取り組む機会を与えてくれたのは確か。USオープンの時と比べて、彼女はまた一歩前進したように感じる。コーチとしてはいい気分だ。なおみとチーム全員が一つになっていくのを見るのはとても気持ちがいい」と、大坂だけでなくチーム自体の成熟度が高まっているとした。
大坂自身も「この隔離期間を乗り越えてきたチームで一緒にいられたことが本当に幸せ。彼らといると毎日が楽しいの。だから、みんなの頑張りを受け止め、頑張っていきたい」と、決勝でベストを尽くすと語っている。
その活躍を要因となっているのが、メンタル面での成長だ。試合中では、ポジティブな姿勢を保とうと、自らを鼓舞する場面も見られる大坂。準々決勝のガルビネ・ムグルザ(スペイン)戦では、ラケットを投げてしまうシーンもあったが、直後には気持ちを切り替え、ゲームを立て直している。フィセッテ氏は、「良いプレーをするための基本はいい態度をすること。ただ、ネガティブになってはいけないということではない。フラストレーションがたまるのは人間として普通のこと。だが、すぐにリセットするのはとても重要なことなんだ」とした。
大坂自身も「私が一番誇りに思うことはメンタル的に強くなったこと。昔は浮き沈みが激しく、自分を疑うこともあった」と、今まで弱点だったメンタル面がプレーに良い影響を与えていると自負。「チームのみんなに心を開き、コートに行く前にウィム(フィセッテ)と話すの。一人で抱え込むのではなく、緊張していることを表現してきた」と、その秘訣を明かした。
決勝の相手は、第22シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)。昨年のUSオープン準決勝以来の対戦となり、その時は7-6(1)、3-6、6-3とフルセットの末に勝利している。チーム一丸となって戦う2度目の全豪オープン決勝。勝利の女神は大坂に微笑むのか注目だ。