ツインズからFAとなっていたカート・スズキ捕手が、ブレーブスと1年150万ドル(約1億7000万円)で契約合意したと米複数メディアが報じた。2014年にオールスターにも出場した33歳のベテランは、控え捕手の役割を任されることになりそうだ。M…

ツインズからFAとなっていたカート・スズキ捕手が、ブレーブスと1年150万ドル(約1億7000万円)で契約合意したと米複数メディアが報じた。2014年にオールスターにも出場した33歳のベテランは、控え捕手の役割を任されることになりそうだ。MLB公式サイトによると、正式契約へ身体検査を残すのみになっており、インセンティブ(出来高)で最大250万ドル(約2億8600万円)を手にするという。

■日系アメリカ人3世の捕手、年俸1億7000万円でブレーブスへ

 ツインズからFAとなっていたカート・スズキ捕手が、ブレーブスと1年150万ドル(約1億7000万円)で契約合意したと米複数メディアが報じた。2014年にオールスターにも出場した33歳のベテランは、控え捕手の役割を任されることになりそうだ。MLB公式サイトによると、正式契約へ身体検査を残すのみになっており、インセンティブ(出来高)で最大250万ドル(約2億8600万円)を手にするという。

 MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」では、この契約を受けて特集記事を掲載。その内容は、スズキが昨年、“最速球”をホームランにしたというもので、動画付きで紹介している。

 記事は「必見、ブレーブスの新捕手であるカート・スズキがアロルディス・チャプマンが投じた102マイルの速球をホームラン」とのタイトルで、「カート・スズキ捕手は雄大な本塁打を放つ選手として知られているわけではない。しかし、このような選手にはいつも驚かせられる。昨夏の6月18日、アロルディス・チャプマンはブレーブスと1年契約をしたと報じられているカート・スズキと対決し、思い知らされた」と伝えている。

■チャプマンの約164.9キロを豪快に左翼2階席へ運ぶ

 動画では、当時ヤンキースのチャプマンと2点を追う9回2死の場面で対戦したスズキが、カウント2-2から102マイルの直球を捉え、レフトの2階席に豪快に運ぶ様子が収められている。

「9回の裏、カートはエドゥアルド・エスコバーの本塁打に続いた。6球ファールを打った後(最後の3球は101マイル以上を計測)、スズキは準備万端だった。チャプマンは102.4マイル(約164.9キロ)まで速度を上げ、スズキが打ち返した」

 記事によると、この102.4マイルという球速は、2008年以降で本塁打になった最も速い球だったという。さらに、本塁打にした速球の球速ベスト5(2008年以降)を紹介しているが、2位以下はタイラー・グリーンが100.5マイル(約161.8キロ)、 プレストン・タッカーの100.4マイル(約161.6キロ)、ココ・クリスプ 100.4マイル 、ジェド・ジョーコ 100.2マイル(約161.3キロ)となっており、スズキの102.4マイルは飛び抜けて速い。

 メジャーの第一線で活躍を続ける日系アメリカ人3世のスズキは、今季も驚きの活躍を見せられるだろうか。