体重超過後に引き分けのディアスが階級別ランクで3位に ボクシングの米専門誌「ザ・リング」は、一部階級の最新ランクを更新。体重超過を犯し、王座剥奪となった選手が3位のまま変わらなかった。 前IBF世界スーパーフェザー級王者ジョセフ・ディアス(…

体重超過後に引き分けのディアスが階級別ランクで3位に

 ボクシングの米専門誌「ザ・リング」は、一部階級の最新ランクを更新。体重超過を犯し、王座剥奪となった選手が3位のまま変わらなかった。

 前IBF世界スーパーフェザー級王者ジョセフ・ディアス(米国)は、13日(日本時間14日)の同級1位シャフカット・ラキモフ(ロシア)戦の前日計量で3.6ポンド(約1.6キロ)の体重超過を犯した。王座剥奪、罰金処分となったが、試合は引き分け。計量をクリアしたラキモフは空位の王座を獲得できなかった。

 リング誌は18日(同19日)に記事を掲載。記者や評議員の寸評をこう紹介している。

「アンソン・ウェインライト(リング誌記者)が、ディアスを3位に留め、ラキモフを4位にする事を提案。他の評議員は、彼のパフォーマンスと体重超過により、ディアスのランクを落とすことを主張した」

「マーティン・ムルカヒー(評議員)は『体重超過したのだから、ディアスのランクは少なくとも1つは落とすべき。そしてラキモフをランクインさせたい。ある種、ごまかしてアドバンテージを得てリングに上がった男と戦ったのだから、ラキモフがジョジョ(ディアス)の上にランクされても文句はない』」

リング誌記者「Sミドル級1位の選手も体重超過している」

「トム・グレイ(リング誌記者)は、『ジョジョ(ディアス)のランクを下げるのには反対。体重超過は良くないが、外的要因について言及した。そしてデビッド・ベナビデスは我々のスーパーミドル級ランクで1位だが、彼は体重超過で2つのタイトルを失っている』」

 ディアスはフェザー級時代の2018年にも体重超過。今回の試合後には「自分の健康はより大事。自分の命を犠牲にしてまで体重をつくるつもりはない」と語ったことを海外メディアが報じ、同級に留まる方針を示していた。

 今回更新されたリング誌のスーパーフェザー級ランクは以下の通り

王者 空位
1位 ミゲル・ベルチェット(メキシコ)
2位 ガーボンタ・デービス(米国)
3位 ジョセフ・ディアス(米国)
4位 ジャメル・ヘリング(米国)
5位 テビン・ファーマー(米国)
6位 シャフカット・ラキモフ(ロシア)
7位 シャクール・スティーブンソン(米国)
8位 クリス・コルバート(米国)
9位 ロジャー・グティエレス(ベネズエラ)
10位 レネ・アルバラード(ニカラグア)(THE ANSWER編集部)