米メディアが「国際ボクシング名誉の殿堂入りの確定者と有望株」を特集 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は海外メディア選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP)で2位に選出されるなど、国際的な評価を高める中…

米メディアが「国際ボクシング名誉の殿堂入りの確定者と有望株」を特集

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は海外メディア選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP)で2位に選出されるなど、国際的な評価を高める中、米メディアは未来の殿堂入りを早くも当確予想。4階級王者のカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)らとともにボクシング界の「ファンタスティック4」と評価されている。

「国際ボクシング名誉の殿堂入りの確定者と有望株」と特集したのは米ボクシング専門メディアの「ボクシングシーン.com」だった。

 特集では実績的に未来の殿堂入りが確実な4人の実力者を「ファンタスティック4」と紹介。「Naoya Inoue」も選出されている。

 3階級制覇を達成し、KO率85%という井上の戦績を紹介した上で「米国で2試合登場。10月のESPNのカードで脚光を浴びる中、頑強なジェイソン・マロニーを7回で倒した」と聖地ラスベガスデビュー戦のKO劇を評価。「アルバレス同様に、近接した全ての階級で最強のファイターたちと戦っている」と分析している。

 殿堂入りに今後必要な条件については「おそらくない」と鉄板予想。「彼が20試合しか戦っていないのは事実だが、彼らの多くを怪物のように蹂躙してきた」と寸評では猛者を圧倒してきた強さも特筆している。

カネロ、クロフォード、ロマチェンコと並ぶ評価

 6階級制覇王者のレジェンド、マニー・パッキャオ(フィリピン)を引き合いに出して、「彼こそがパッキャオの途方もない高みに近づくことに挑戦している男かもしれない」と評価している。

 井上とともにファンタスティック4に選ばれたのは、カネロの他に、WBO世界ウェルター級王者のテレンス・クロフォード(米国)、前3団体ライト級世界王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)。

 WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英国)、ライト級統一王者のテオフィモ・ロペス(米国)、WBC&IBF世界ウェルター級王者のエロール・スペンスJr.(米国)、元クルーザー級統一王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)は「まだチケットが必要」として次点に選ばれている。(THE ANSWER編集部)