オーストラリア・メルボルンで開催されている「全豪オープン」(1月16~29日/ハードコート)の大会6日目、男子シングルス3回戦。 ディフェンディング・チャンピオンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2回戦で消えたことでチャンスが増したポ…

 オーストラリア・メルボルンで開催されている「全豪オープン」(1月16~29日/ハードコート)の大会6日目、男子シングルス3回戦。

 ディフェンディング・チャンピオンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2回戦で消えたことでチャンスが増したポジションにいる第9シードのラファエル・ナダル(スペイン)は、ロッド・レーバー・アリーナの第3試合で第24シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。19歳のズベレフは2015年に投票により、ATPの“未来のスター”に選ばれたホープ。今回第24シードをつけ、騒がしい周囲の期待にほぼ応える成績を挙げて勝ち進んでいる。

 「彼は間違いなく世界有数の選手のひとりだ。未来のグランドスラム優勝者になり得る選手のひとりでもある」とナダル。「もし彼が現在のまま上達し続ければ、未来の世界ナンバーワンになるための大きなチャンスも擁していると思う」。

 ナダルは昨年の2度にわたる故障と休養を経てツアーに復帰してまもないが、いいプレーを見せている。2回戦でマルコス・バグダティス(キプロス)にストレート勝ちをおさめ、その内容はまったく隙がないように見えた。それでもナダルは対ズベレフ戦は、厳しい戦いを強いられると予想している。

 「タフな試合になることはわかっている。勝つチャンスを得るには自分のベストのテニスをする必要があると、重々わかっているよ」

 ジョコビッチを2回戦で破った世界117位のデニス・イストミン(ウズベキスタン)は第30シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と同日、コート2の第4試合で3回戦を戦う。(C)AP(テニスマガジン)