FCバルセロナは16日(日本時間17日5時)、今シーズンで最も大きな重圧と期待の掛かる試合に直面する。ブラウグラナは、チ…

FCバルセロナは16日(日本時間17日5時)、今シーズンで最も大きな重圧と期待の掛かる試合に直面する。ブラウグラナは、チャンピオンズリーグ・ラウンド16の1stレグでパリ・サンジェルマンをカンプノウに迎える。勝てばクーマンのプロジェクトにさらなる弾みをつけることができるだろう。オランダ人監督はピッチ上に全てを捧げることになる。
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クーマンはジェラール・ピケの復帰を試合当日まで保留した。監督は「リスクがあるならば選手を晒さない」と明言している。ピケはグループでのトレーニングに手応えを感じているが、サン・ジョアン・デスピでの仕事は、最高レベルのチャンピオンズリーグの試合とは何の関係もない。
スターティングイレブンに入ることはまずないだろうが、復帰許可を受けてメンバー入りすることは否定されていない。ピケはベンチからでもチームに好影響をもたらすことができる特別なカリスマ性を持ったサッカー選手だ。さらに、必要となればピッチ上に登場するだろう。逃げ切りを図る終盤での守備固めでは、彼の経験と抜群のポジショニングは、クロスボールやセットプレーで苦しむことの多いバックラインを助けるだろう。
ピケがスターティングイレブンに入るというビッグサプライズがない限り、オスカル・ミンゲサが軸となり、右サイドバックはアラベス戦でペースを上げたセルジーニョ・デストに任せることになるだろう。セルジ・ロベルトの再離脱も大きな痛手だ。デストは適応に苦労しているものの、クラシコでヴィニシウス・ジュニオールと対戦した際にはポジティブな印象を残している。今回も似たような状況が彼を待っているだろう。キリアン・エムバペとのマッチアップだ。デストが守備のタスクに専念し、攻撃をウスマン・デンベレに託すことになるだろう。
コーチングスタッフを悩ませているもう一つの側面は、左センターバックのパフォーマンスだ。ラングレにしてもユムティティにしても、今季は堅実さを見せられていない。両者ともに実力は申し分なく、この大一番での覚醒に期待したい。
他のポジションは決まっている。中盤は、ブスケツがピボーテ、デ・ヨングとペドリをインテリオールで起用する逆三角形。前線は、デンベレ-メッシ-グリーズマンのトリデンテだ。
控え選手にも期待が持てる。ここ数試合でトリンカオやリキ・プッチはチームの空気を変えられることを示しており、特定の「9」が必要な場合はブライトバイテが備える。