グランドスラム4度目の優勝に向けて勝ち進んでいる大坂なおみ(日本/日清食…

グランドスラム4度目の優勝に向けて勝ち進んでいる大坂なおみ(日本/日清食品)が準々決勝で対戦するのは、世界ランキング71位のシェイ・スーウェイ(台湾)。過去5回の対戦は4勝1敗だ。【写真】大坂とシェイの比較表

初対戦は2015年だが、それ以外の4回はすべて2019年。5回の対戦のうち4回はフルセットにもつれ込んでおり、タイブレーク突入も3回と、実は接戦の多いカードだ。シェイは2019年の「マイアミ・オープン」で唯一の勝利を手にしている。

「全豪オープン」出場6回目の大坂は、優勝経験のある5人の出場者の1人。そのうちビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)とアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が1回戦で、ソフィア・ケニン(アメリカ)が2回戦で既に姿を消しており、勝ち残っているのは大坂とセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の2人だけだ。

今大会ここまでの大坂は、1回戦で世界39位アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)に6-1、6-2と圧勝すると、2回戦で43位カロリーヌ・ガルシア(フランス)に6-2、6-3、3回戦では30位のオンス・ジャバー(チュニジア)に6-3、6-2で快勝。14位ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)との4回戦では今大会で初めて第1セットを奪われ、マッチポイントも2度握られたが、その後盛り返して4-6、6-4、7-5という約2時間の熱戦を制した。

グランドスラムの準々決勝にはこれまで3度進出しており、いずれも勝利して、そのまま優勝している。

出場した公式戦では現在18連勝中。最後に負けたのは2020年2月の国別対抗戦「フェドカップ」予選で、個人戦では2020年「全豪オープン」3回戦のココ・ガウフ(アメリカ)戦だ。

対するシェイは、2005年から出場しているグランドスラムで、今回38回目にして初の準々決勝進出を果たした。それまでの最高成績は2008年と2018年の「全豪オープン」、2018年「ウィンブルドン」での4回戦進出だった。35歳でのグランドスラム準々決勝初進出は、オープン化以降での最年長記録。

今大会1回戦で予選勝者のツベタナ・ピロンコバ(ブルガリア)を7-5、6-2で下し、2回戦では元全米女王、世界9位のビアンカ・アンドレスク(カナダ)のサービスゲームを6回ブレークして6-3、6-2の大金星。3回戦ではそれまで3戦全敗だった予選勝者のサラ・エラーニ(イタリア)に6-4、2-6、7-5で競り勝つと、続く4回戦ではファーストサーブでのポイント獲得率80%という安定したプレーを披露し、20位のマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を6-4、6-2のストレートで下した。

グランドスラムでのトップ10選手との戦績は8勝25敗。今大会のアンドレスクの他、2017年「全仏オープン」1回戦で当時8位のジョハナ・コンタ(イギリス)を、2018年「全豪オープン」2回戦で3位のムグルッサを、2018年「ウィンブルドン」3回戦で1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)らを破った。また、2019年には前述の大坂を含めて、トップ20選手を破るという番狂わせを9度も演じている。

大物食いのシェイとの再戦を大坂自身も警戒しているようだ。シェイはどんな選択をするかが見抜けない選手だと説明し、「彼女と対戦する時はいつも、気持ちにちょっとした迷いが生じます。だから、きっとタフな試合になりますね」と述べている。

グランドスラムでさらなる記録更新を狙うシェイは、実はダブルスでは3度グランドスラム優勝と、大舞台での経験もある。そんな難敵を相手に、大坂はグランドスラム準々決勝での全勝記録を伸ばすことができるだろうか。

(テニスデイリー編集部)

※写真は大坂なおみ(左)とシェイ(右)