地元の期待を背負う世界ランキング1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)は、4回戦で世界57位のシェルビー・ロジャー…

地元の期待を背負う世界ランキング1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)は、4回戦で世界57位のシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)と対戦する。ここまでの3試合は両者1セットも落とさずに勝ち進んできた。【写真】バーティとロジャースの比較表

対戦はこれが3回目。2017年「全豪オープン」2回戦ではバーティがストレート勝利を収め、今大会直前の「WTA500 メルボルン(Yarra Valley Classic)」準々決勝では第3セット10ポイントタイブレークの末にバーティが勝利した。

バーティの「全豪オープン」出場は8年連続8回目。シングルスでの最高成績は昨年のベスト4で、これはオーストラリア人女子選手としては1984年のウェンディ・ターンブル以来の好成績だった。オーストラリア人女子選手で最後に決勝に進出したのは1980年のターンブル、優勝となると1978年のクリス・オニールまでさかのぼらなければならない。

バーティは2019年「全仏オープン」でグランドスラム唯一のタイトルを獲得している。今大会には16人のグランドスラム覇者が出場していたが、ドローのトップハーフで4回戦まで勝ち残っているのはバーティのみだ。グランドスラム4回戦での戦績は3勝3敗。

第1シードとしてグランドスラムに臨むのは、2019年「ウィンブルドン」、2020年「全豪オープン」に続いて3度目。なお、「全豪オープン」で第1シード選手が優勝したのは、2015年のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が最後だ。

今大会では1回戦で世界82位のダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)に6-0、6-0の完勝。相手に与えたポイントはわずか10ポイントだった。2回戦ではワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したダリア・ガブリロワ(オーストラリア)に6-1、7-6(7)で、3回戦では世界32位のエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)に6-2、6-4で勝利。

ここ3試合で16本のサービスエースを含む44本のウィナーを決め、相手のサービスゲーム24回のうち17回ブレークしている。

キャリア初期に一度テニスから離れたバーティだが、ツアーに戻った2017年以降は40勝10敗。2度の優勝と、2度の準優勝を成し遂げている。

初めて世界1位になったのは2019年6月。これはオーストラリア人女子選手としては43年ぶりの快挙だった。

2020年はパンデミック後にプレーしなかったため、4大会に出場したのみ。しかし12勝3敗の好成績で、アデレードで優勝したほか、「全豪オープン」と「カタール・トータル・オープン」で2大会連続ベスト4に進出した。

対するロジャーズは、ノーシードながら4回戦に進出した3人の一人。アメリカ人選手では他にセレナ、ジェシカ・ペグラ、ジェニファー・ブレイディの3人が同ラウンドに進出している。

5回目の出場となる「全豪オープン」で、ロジャーズが3回戦以上に勝ち進むのはこれが初めて。バーティと同じく23回目の出場となるグランドスラムでの最高成績は、2016年「全仏オープン」と2020年「全米オープン」のベスト8。後者では4回戦で元世界2位のペトラ・クビトバ(チェコ)を撃破している。

今大会1回戦では予選勝者のフランチェスカ・ジョーンズ(イギリス)に6-4、6-1、2回戦で同じく予選勝者のオルガ・ダニロビッチ(セルビア)に6-2、6-3で勝利。3回戦では第21シードのアネット・コンタベイト(エストニア)を6-4、6-3で破った。

ここ3試合でのファーストサーブでのポイント獲得率は80%(81本中65本)で、26回のサービスゲームのうち23回キープしている。このポイント獲得率は、大坂なおみ(日本/日清食品)とセレナに並び今大会で最も高い数字だ。

しかし世界1位の選手との対戦成績は振るわず、3戦全敗。うち1回は前述した今大会直前の「WTA500 メルボルン(Yarra Valley Classic)」でのバーティ戦で、残る2回は2017年の「マイアミ・オープン」と同年の「ウィンブルドン」で、いずれも相手はアンジェリック・ケルバー(ドイツ)だった。

現在「全豪オープン」はビクトリア州のロックダウンにより無観客で行われているとはいえ、地元の期待を一身に集めるバーティが有利なのは間違いない。ロジャーズは昨年「全米オープン」のクビトバ戦に続く金星を挙げられるか。

(テニスデイリー編集部)

※写真はバーティ(左)とロジャーズ(右)