22歳、世界ランキング6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)と、24歳…

22歳、世界ランキング6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)と、24歳で世界10位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、次世代キング候補同士の実に楽しみな対戦だ。過去のグランドスラム本戦での直接対決は2019年「全豪オープン」1回戦だけで、チチパスが6-7(3)、6-4、6-3、7-6(4)という競り合いを制したが、それ以前に2017年「全米オープン」予選の2回戦でも対戦しており、その時も6-7(6)、7-6(4)、7-6(2)という接戦で、チチパスが勝利している。【写真】チチパスとベレッティーニの比較表

2019年「全豪オープン」での対戦時は、チチパスは世界15位、ベレッティーニは54位だったが、チチパスは同年3月に、ベレッティーニは10月にトップ10入り。どちらもそれ以降トップ10から陥落したことはない。

過去2回の対戦では計7セットのうち5セットがタイブレークにもつれ込んでいるが、2人は2019年以降に経験したタイブレークの数でトップ5に入っている。そんなトップ5の中で、タイブレーク勝ち数・勝率はチチパスがトップ。タイプレーク数トップはジョン・イズナー(アメリカ)の79(45勝34敗)で、以下は2位ライリー・オペルカ(アメリカ)の74(36勝38敗)、3位チチパスの72(45勝27敗)、4位カレン・ハチャノフ(ロシア)の64(29勝35敗)、5位タイがベレッティーニの59(32勝27敗)、同ドミニク・ティーム(オーストリア、35勝24敗)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ、35勝24敗)。

チチパスはこれが4度目の「全豪オープン」出場で、最高成績は2019年のベスト4。昨年は3回戦で姿を消した。グランドスラムは14回目の出場で、最高成績は2019年「全豪オープン」と2020年「全仏オープン」でのベスト4。グランドスラムでベスト8以上に進んだギリシャ人選手はチチパスだけだ。また2019年「全豪オープン」では4回戦でロジャー・フェデラー(スイス)を破ったことでも注目された。

この試合に勝てば、準々決勝の相手は第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)か第16シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)だが、チチパスのナダルとの対戦成績は1勝6敗、フォニーニには2勝0敗。

今大会1回戦は世界66位のジル・シモン(フランス)にストレート勝ちだったが、2回戦では地元の大声援で盛り上がったタナシ・コキナキス(オーストラリア、267位)に6-7(5)、6-4、6-1、6-7(5)、6-4で辛勝。だが3回戦ではまた世界95位のミカエル・イーメル(スウェーデン)に快勝した。

2020年のチチパスは「ATP250 マルセイユ」で優勝、「ATP500 ドバイ」と「ATP500 ハンブルク」で準優勝。「全仏オープン」と「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」で準決勝に進出している。

今大会前には国別対抗戦「ATPカップ」に出場し、アレックス・デミノー(オーストラリア)とロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に勝利したが、ギリシャチームはグループステージで敗退した。

チチパスはトップ10選手とグランドスラムでこれまでに5回対戦しているが、勝ったのは前述のフェデラー(当時3位)戦だけ。通算では18勝24敗。

「全豪オープン」でフルセット戦ったのは今大会2回戦のコキナキス戦が初めてだった。5セットフルセットでの通算戦績は3勝4敗。

自己最高ランキングは2019年8月の5位。

対するベレッティーニはこれが4度目の「全豪オープン」出場だが、これまでの最高成績は昨年の2回戦進出だった。グランドスラム本戦は12回目の出場で、最高成績は2019年「全米オープン」のベスト4。

準々決勝に進出した場合、ナダルにもフォニーニにも過去の対戦成績は0勝1敗。

今大会1回戦では元世界5位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)にストレート勝利。2回戦では予選勝ち上がりのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)を4セットで下した。3回戦は第19シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を相手に、7-6(1)、7-6(5)、7-6(5)という接戦を制している。

2020年の初めにベレッティーニはわき腹を痛め、出場したのは6大会のみ。最高成績は「ATP1000 ローマ」でのベスト8で、「全米オープン」ではベスト16、「全仏オープン」では3回戦で敗退している。

今大会前には「ATPカップ」に出場、ティーム、ガエル・モンフィス(フランス)、バウティスタ アグートに勝利してイタリアの準優勝に貢献したが、決勝ではダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れた。

今シーズン初戦の「ATP250 アンタルヤ」にも出場し、ベスト8に進出している。

ベレッティーニはグランドスラムでこれまで3度トップ10選手と対戦しているが、まだ勝ったことはない。通算の対トップ10戦績は7勝9敗。グランドスラムで負かしたことのある最もランキングの高い選手は、2019年「全米オープン」準々決勝での当時13位だったモンフィス。

5セットフルセットでの戦績は3勝1敗。昨年の「全豪オープン」2回戦のテニス・サングレン(アメリカ)戦が唯一の敗戦だ。

ベレッティーニはこれまでに3回優勝しているが、クレー2回、グラスコート1回で、まだハードコートでの優勝はない。

過去最高ランキングは2019年11月の8位。

ズベレフ、メドベージェフらと共に次世代を代表する選手の2人。結果がどうあれ、過去の対戦と同様の熱い激闘を期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真はチチパス(左)とベレッティーニ(右)

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