オーストラリア・メルボルンで開催されている 「全豪オープン」(1月16~29日/ハードコート)の大会5日目、女子シングルス3回戦で、世界ナンバーワンのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)がクリスティーナ・プリスコバ(チェコ)を6-0 6-…
オーストラリア・メルボルンで開催されている 「全豪オープン」(1月16~29日/ハードコート)の大会5日目、女子シングルス3回戦で、世界ナンバーワンのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)がクリスティーナ・プリスコバ(チェコ)を6-0 6-4で下し、連覇のかかる今大会で初めてのストレート勝ちを収めた。
「最初のポイントからとてもいい感じだった。今日はサービスがよく、相手を後ろで打たせることができた。動きもよかったし、これを続けていきたい」とケルバー。
ケルバーは、クリスティーナの双子の妹であるカロリーナ・プリスコバを昨年の全米オープン決勝で破り、自身2つ目のグランドスラム・タイトルを獲得していた。初めてのタイトルが一年前の全豪タイトルだ。
ケルバーは次の4回戦で世界ランク35位のココ・バンダウェイ(アメリカ)と対戦する。バンダウェイは、2014年大会でベスト4のユージェニー・ブシャール(カナダ)を6-4 3-6 7-5のフルセットの戦いの末に下して勝ち上がった。
現在、世界47位のブシャールは、2015年全米オープンで起きたロッカールームでの転倒事故以来、グランドスラムの3回戦を越えることができていない。
第8シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)は、サービスキープをすれば勝利という第2セット第10ゲームと、第3セット第10ゲームで2度ブレークされたが、結局3時間36分の戦いの末、最終的に6-4 5-7 9-7で元ナンバーワンのエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)を破った。
「第2セットで2度ブレークして4-1とリードして、第3セットは0-3となり、私のサービスで15-40。わけがわからない展開だった。でもテニスはいろいろなことが起きるのよ。第3セットはトータルで見ればエレナがコントロールしていたけれど、最後に握手をするまでは何が起きるかわからない。だから最後までファイトしてコートにとどまろうとした」とクズネツォワ。
グランドスラムで優勝2回を誇るクズネツォワは、4回戦で同胞の第24シード、アナスタシア・パブリウチェンコワと対戦する。パブリウチェンコワは第11シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を7-5 4-6 6-3で倒して勝ち上がった。(C)AP(テニスマガジン)