世界ランキング7位、23歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と、世界2…

世界ランキング7位、23歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と、世界27位、30歳のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)の3度目の対戦。過去2戦はいずれもクレーコートの「全仏オープン」でズベレフの2勝だが、2試合ともがフルセットにもつれ込んでいる。2018年の2回戦では2-6、7-5、4-6、6-1、6-2というラヨビッチが先行してのズベレフの逆転勝利、2019年の3回戦では6-4、6-2、4-6、1-6、6-2と、ズベレフが2セット先取から一度は追いつかれての辛勝だった。【写真】ズべレフとラヨビッチの比較表

ズベレフは5セットのフルセットマッチでは通算15勝7敗だが、最近8試合では7勝1敗。だがその1敗は、昨年の「全米オープン」決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)を相手に2セット先取しながら逆転された苦い敗戦だった。対するラヨビッチの5セットフルセットでの戦績は2勝10敗。

今日勝てば、ズベレフはグランドスラムで50勝目となる。

ズベレフはこれが6回目の「全豪オープン」出場で、最高成績は昨年のベスト4。グランドスラム出場は22回目で、最高成績は昨年「全米オープン」の準優勝だ。23歳146日でのグランドスラム決勝進出は、2010年同大会でのノバク・ジョコビッチ(セルビア)の23歳113日以来の最年少だった。

グランドスラムでの戦績は安定しており、「全豪オープン」15勝5敗、「全仏オープン」13勝5敗、「ウィンブルドン」8勝5敗、「全米オープン」13勝6敗で、準々決勝進出は「全仏オープン」が2回、「全豪オープン」と「全米オープン」が各1回。

この試合に勝利すればズベレフは準々決勝でジョコビッチかミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦することになるが、それぞれの対戦成績は対ジョコビッチ2勝5敗、対ラオニッチ2勝2敗。

今大会1回戦では世界75位のマルコス・ギロン(アメリカ)に4セットで、2回戦は世界172位のマキシム・クレッシー(アメリカ)に、3回戦では世界36位のアドリアン・マナリノ(フランス)にどちらもストレートで勝利している。

昨年ここで、ズベレフはグランドスラムで初めて準決勝に進出。後に「全米オープン」決勝でも敗れたティームに、ここでは4セットで敗れた。

2020年のその他の大会では、同じ会場で開催された2つの「ATP250 ケルン」で2週連続優勝。「ATP1000 パリ」では決勝に進出し、ダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れた。「全仏オープン」では4回戦でヤニク・シンネル(イタリア)に4セットで敗退。

今大会の前には国別対抗戦「ATPカップ」に出場し、グループステージではデニス・シャポバロフ(カナダ)に勝利、ジョコビッチには敗れたがドイツチームは準決勝に進出。準決勝でメドベージェフに敗れ、チームも敗退した。

自己最高ランキングは3位で、2017年11月に20歳で3位となった時は、2007年のジョコビッチ以来最年少のトップ3入りだった。

一方のラヨビッチはこれが8年連続8回目の「全豪オープン」出場で、これまでの最高成績は昨年の3回戦進出だった。グランドスラムは27回目の出場だが、最高成績は2014年「全仏オープン」の4回戦で、まだベスト8に進出したことはない。

もし今回勝利した場合に準々決勝で当たる相手との対戦成績は、対ジョコビッチ0勝2敗、対ラオニッチ1勝2敗だ。

今大会1回戦では世界200位のセルゲイ・スタコウスキー(ウクライナ)にフルセットで、2回戦は世界45位のアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)に4セットで、3回戦は世界87位のペドロ・マルチネス(スペイン)に4セットで勝利した。

2020年の最高成績は「ATP250 ブエノスアイレス」と「ATP500 ハンブルク」でのベスト8。また「ATPカップ」では、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、カレン・ハチャノフ(ロシア)ら格上選手を下す大活躍でセルビアチームの優勝に貢献した。だが今年の「ATPカップ」ではシングルス0勝2敗で、チームもグループステージで敗退している。

ラヨビッチはグランドスラムで過去7回トップ選手と対戦しているが、まだ勝ったことはない。すべての大会でも、トップ10選手に5連敗中で、最後に倒したトップ10選手は2019年「ATP1000 モンテカルロ」3回戦、当時世界5位だったティーム。通算では対トップ10選手に4勝19敗。

2019年4月にキャリアハイの23位となっている。

トップ10選手にかなり分の悪いラヨビッチが3度目の正直でズベレフを倒すことができるのか、あるいは2年前まで「グランドスラムで結果が出せない」と言われていたが昨年大躍進を見せたズベレフが、悲願のグランドスラム優勝に向かって突き進むことができるだろうか。

(テニスデイリー編集部)

※写真はズべレフ(左)とティーム(右)

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