FCバルセロナは現地時間13日、ラ・リーガ・サンタンデール第24節の一戦でデポルティーボ・アラベスとカンプノウで対戦した…

FCバルセロナは現地時間13日、ラ・リーガ・サンタンデール第24節の一戦でデポルティーボ・アラベスとカンプノウで対戦した。
ローテーションを採用したロナルド・クーマン監督は、デ・ヨングをセンターバックに、左サイドバックにジュニオル・フィルポを配置、イライシュ・モリバとリキ・プッチをブスケツの前に並べた。18歳のI・モリバはリーガ1部デビュー。
セビージャとの国王杯1stレグの完敗を払拭したいバルサは、序盤こそ相手のブロックを崩し切れなかったが、最初のビッグチャンスをものにする。29分、右サイドを縦に突破したミンゲサのクロスをファーサイドで受けたイライシュが落ち着いてラストパス。走り込んだトリンカオが左足で突き刺した。トリンカオは前節ベティス戦の移籍後初ゴールに続く2試合連続の得点。
トリンカオはメッシのロブパスをダイレクトボレーで合わせるなどイキイキとしたプレーを見せる。
35分にはメッシがゴールネットを揺らしたが、パスを引き出したグリーズマンの肩がラインを越えていたとしてオフサイドに。ゴールを取り消されたメッシだったが、圧巻の個人技で追加点をもたらした。前半アディショナルタイム、中盤と最終ラインの間でボールを引き出したメッシが独力で打開。鋭い弾道のミドルシュートが右ポストに当たってゴールに吸い込まれた。バルサは大きな2点目を挙げて前半を終えた。
後半からバルサはブスケツに代えてユムティティを起用し、デ・ヨングが中盤にポジションを上げた。余裕をもってプレーしていたバルサだったが、I・モリバが自陣での横パスをカットされ独走を許す。途中出場のルイス・リオハに決められて1点差。
ミスで試合を難しくしてしまったバルサは、トリンカオやメッシ、グリーズマンがビッグチャンスを迎えるも決め切れず嫌な流れが続く。
しかし、メッシとペドリのホットラインで3点目を演出すると、ゴールラッシュとなった。
74分、メッシの背後への動き出しを見逃さなかったペドリが右足でスルーパスを供給。GKパチェコを抜きに行ったメッシの突破は阻まれるも、フォローアップしたトリンカオが蹴り込んだ。
1分後には再び「10」が魅せる。高い位置でのプレスでボールを奪うと、グリーズマンがメッシにパスを付ける。ドリブルで前進したメッシが左足でコントロールショットを突き刺して4点目。
手を緩めないバルサは、再び高い位置でのボール奪取からボックス内に侵入。メッシとグリーズマンの関係で突破し、グリーズマンの折り返しをフィルポが決めて5点目を奪った。
バルサが5ゴールで大勝し、パリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグ戦に向けて弾みを付けた。
FCバルセロナ 5-1 アラベス
29分、74分:フランシスコ・トリンカオ
45分+1、75分:レオ・メッシ
57分:ルイス・リオハ
80分:ジュニオル・フィルポ