元ブラジル代表FWジョーの移籍問題で揉め、国際サッカー連盟(FIFA)まで介入することとなったコリンチャンス。しかし、名古屋グランパスへの支払いをするつもりはないようだ。 2018年に名古屋へと加入したジョーは、加入1年目から活躍し、明治…

元ブラジル代表FWジョーの移籍問題で揉め、国際サッカー連盟(FIFA)まで介入することとなったコリンチャンス。しかし、名古屋グランパスへの支払いをするつもりはないようだ。

2018年に名古屋へと加入したジョーは、加入1年目から活躍し、明治安田J1で24ゴールを挙げ、得点王とベストイレブンを受賞。しかし、2年目は思うような活躍ができず6ゴールにとどまっていた。

そのジョーは2020シーズンはケガの影響もあり出遅れると、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による中断期間中にコリンチャンスへと移籍していた。

しかし、名古屋は退団の際に契約問題についてFIFAの選手やチーム間係争などを取り扱う紛争解決室に委ねると、コリンチャンスとジョーが340万ドル(約3億6000万円)を支払う裁定が出ていた。

そんな中、ブラジル『グローボ』によると、コリンチャンスはスポーツ仲裁裁判所(CAS)へと控訴の準備を進めているとの事だ。

ジョーの弁護士は、CASでFIFAが下した裁定を覆せる自信があるとの事。CASであれば無効になると考えているようだ。

また、コリンチャンスもジョーとの契約終了を求めたのは名古屋であると主張し、この裁定が間違っているとするようだ。

問題が起こったのはコロナによる中断期間の出来事とされている。ジョーは2月にヒザを負傷。ブラジルでリハビリを務めていたが、名古屋は日本にとどまることを求めていた。

その後、一度はジョーが来日するも、リーグ戦が中断すると、祖父母や子供をブラジルに残しているという理由で4月に再びブラジルへ戻っていた。

結果、その後ジョーは戻ることなくコリンチャンスへと移籍。そこでの問題が争点となっている。