オーストラリア・メルボルンで開催されている「全豪オープン」(グランドスラム/1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、ベテランのミルヤナ・ルチッチ バローニ(クロアチア)が第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド…

 オーストラリア・メルボルンで開催されている「全豪オープン」(グランドスラム/1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、ベテランのミルヤナ・ルチッチ バローニ(クロアチア)が第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)を6-3 6-2で下して3回戦に進んだ。これはルチッチ バローニの19年のキャリアで、全豪での最高成績となった。  「驚いたわ。1、2回戦に勝ったのは本当に久しぶりだった。全豪でここまで勝ち上がったのは初めてのことだわ」とルチッチ  バローニ。「私は歳をとるにしたがって、だんだんよくなってきているようね」。  34歳のルチッチ バローニはグランドスラム大会でトッププレーヤーに対していいプレーをする傾向にある。彼女は近年、全仏オープンと全米オープンでシモナ・ハレプ(ルーマニア)を倒したことがあった。

 ルチッチ バローニは15歳のときにマルチナ・ヒンギス(スイス)と組んで、1998年全豪オープンの女子ダブルスで優勝していた。また彼女は1999年ウィンブルドン・シングルスで準決勝に進出したが、そのあと数年間はテニスから離れていた。

 「あの当時の私はほんの子供だった」。彼女はキャリア初期の成功についてこう言った。

 「今の私はよりリラックスしているんじゃないかと思う。今日、私はコート上で『心配する必要はないわ。楽しい気持ちを持って』と自分に言い聞かせていた」

 ルチッチ バローニの3回戦の相手は、第28シードのアリゼ・コルネ(フランス)を7-5 4-6 6-1で破って勝ち上がったマリア・サカーリ(ギリシャ)だ。 (C)AP(テニスマガジン)