粘りのテニスで逆転勝利したベキッチ全豪オープン6日目、マーガレット・コート・ア…
粘りのテニスで逆転勝利したベキッチ
全豪オープン6日目、マーガレット・コート・アリーナで行われた女子3回戦、第28シードのドナ・べキッチ(クロアチア/世界ランク33位)は、カイア・カネピ(エストニア/世界65位)を5-7、7-6(2)、6-4で下して4回戦進出を決めた。過去全仏、ウィンブルドン、USオープンでは4回戦進出を果たしているが、全豪オープンでは初めて。
【動画】ベキッチ対カネピ3回戦ハイライト
サーブ、ストロークと強打の魅力があるカネピに対して、ベキッチはカウンターで応戦するなど、見どころの多い試合となった。
第1セット、互いにキープが続く展開となったが、5-6で迎えたドキッチのサービスゲームで、4本のショットミスを犯し、ブレークを許す。7-5、カネピがセットを先取する。
第2セット、互いに1つずつブレークを奪ったまま終盤へ。すると4オールで迎えたカネピのサービスゲームでベキッチが勝負を仕掛けていく。実に15ポイントを費やし、5度のブレークポイントを迎えたが、ここであと1ポイントを奪うことができず。直後にマッチポイントを握られたが、なんとかタイブレークに持ち込んで7-2、セットを取り返した。
第3セット、2ゲームずつブレークをしてベキッチの3-2となると、その後はキープが続く。そして、ベキッチ5-4で迎えたカネピのサービスゲーム。疲れが見え始めていたカネピは、3本のミスを犯してしまう。これが命取りとなった。6-4、ベキッチが見事な逆転劇で勝利をもぎ取った。
「すごくタフマッチだった。一度マッチポイントを握られたしね。勝つことができて、すごくハッピー」と疲れた顔で語ったベキッチ。4回戦は、ジェニファー・ブロディー(アメリカ/世界ランク24位)[22]と戦うことが決まっている。