2016年にマツダが協賛したモータースポーツのグラスルーツ・カテゴリーにおける成績優秀者を表彰する「マツダカップ授与式」と「マツダモータースポーツ表彰パーティ」が1月13日に開催された。マツダカップ授与式は、同日に幕張メッセで開幕した「東京…
2016年にマツダが協賛したモータースポーツのグラスルーツ・カテゴリーにおける成績優秀者を表彰する「マツダカップ授与式」と「マツダモータースポーツ表彰パーティ」が1月13日に開催された。
マツダカップ授与式は、同日に幕張メッセで開幕した「東京オートサロン2017」のマツダ出展ブースで行われた。まずはJAF公認ナンバー付きワンメイクの「ロードスター・パーティレース」、昨年12月3日に岡山国際サーキットで開催された「日本一決定戦」で勝利した梅田剛選手が登壇した。梅田選手はミスター・ルマンこと寺田陽次郎さんが率いるチームテラモスのドライバー。デビューイヤーだった2015年は惜しくもタイトルを逃したが、今年は東日本NDシリーズでも4戦全勝でチャンピオンを獲得し、見事に雪辱を果たした。
梅田選手は「一昨年の最終戦の自分のミスは悔しくて、苦しくて・・・。やっと最近その夢を見なくなりました。昨年はしっかりと準備して、序盤にいいセッティングを見つけられたアドバンテージを生かすことができたと思います。寺田さんをはじめ、みなさんに感謝しています」とコメントした。
続いて、サーキット1周のラップタイムで勝負を決める「マツダファン・サーキットトライアル(MFCT)」のジャパンツアーシリーズ・チャンピオンの友利泰之選手が登壇した。埼玉県在住の友利選手は2007年からMFCTに参戦しているベテラン。2016年はNA8Cロードスターに乗り、北海道ラウンドでの総合優勝をはじめとして、出場した4大会では常に上位に入る活躍でチャンピオンに輝いた。
友利選手は「チャンピオンが取れるとは本当に思ってもみなかったです。北海道に行くかどうか迷った時に、家族がゴーサインを出してくれたのが大きかったですね。妻と娘に感謝するしかないです」と、人柄が滲み出るような喜びの言葉を述べた。
最後の表彰は、6名のドライバーが交代で走る“マツ耐"こと「マツダファン・エンデュランス(MFE)」のチャンピオンチーム「ナイトー自販 親子でロードスター(内藤源氏選手、難波真選手、脇屋誠選手、鈴木貴之選手、内藤頼康選手、藤堂之布選手)」。難波選手は、「6名のドライバーだけじゃなく、多くの方のサポートがあったから、参加した4戦全部を無事に楽しく完走できました。今年も全戦走りきることを、まずは目標にしたいです」と、チームの和を強調していた。
会場では引き続き、ロードスター・パーティレースIIIの各地区シリーズのチャンピオンたちを表彰。日本一の梅田選手にはブリヂストンのポテンザ RE-71Rの4本セットが、MFCTとMFEのチャンピオンにはMZレーシングオリジナルのクルースーツとメカニックグローブが、パーティレースIII各地区のチャンピオンにはガルフの高性能エンジンオイルとエンドレスのオリジナルグッズが副賞として贈呈された。
その後18時からは、幕張メッセに隣接するホテルにて、「マツダモータースポーツ表彰パーティ」が開催された。会場には各シリーズの上位入賞者たちや、特別賞の対象になったドライバーや関係者が集結。さらに寺田陽次郎さんらのゲストや、ロードスター前開発主査で現在はアンバサダーを務める山本修弘氏らも出席し、大いに賑わった。
閉会の挨拶に立ったマツダの青山裕大執行役員は、「1時間以上にわたって行われる今日 のセレモニーを見て、改めてどれほど多くのファンがマツダ車でモータースポーツを楽しんでいるかを痛感しました。さらに皆さんの後ろには“表彰されない”参加者たちもいらっしゃるわけで、実は自分もそのひとりです。でも今から、4月上旬のマツ耐が楽しみでしょうがなくて、秘書にもスケジュール調整を懇願したばかりです。ぜひ皆さんと、来年もこの場でお会いしたいと思っています」と語った。
マツダモータースポーツ表彰式
マツダモータースポーツ表彰式
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