ボクシングチャリティーイベント「LEGEND」、井上尚弥が会見 新型コロナウイルスと戦う医療従事者や患者を支援するボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」が11日、東京・代々木第一体育館で行われた。スパーリング形式で行われる3分×3…

ボクシングチャリティーイベント「LEGEND」、井上尚弥が会見

 新型コロナウイルスと戦う医療従事者や患者を支援するボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」が11日、東京・代々木第一体育館で行われた。スパーリング形式で行われる3分×3回のエキシビションマッチ。WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(Ambition)が激突。注目が集まる次戦についても口にした。

 井上は昨秋に米ラスベガスでジェイソン・マロニー(オーストラリア)を倒した。4団体統一に向けてWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)、WBC王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)との統一戦が期待される中、注目の次戦について「次はIBFの指名試合が濃厚」と説明。IBFから対戦指令を出されている同級1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)になる見通しだと明かした。

 30勝(20KO)2敗1分けで28歳のダスマリナスは、井上の弟・拓真や元WBC王者・山中慎介氏とスパー経験がある好戦的なサウスポー。井上は「サウスポーの選手なので、切り替えてサウスポー対策をしていきたい」と照準を定めた。約1年ぶりの試合となったマロニー戦は無観客だったが、この日PCR検査を受けて来場した観客数は2548人。「今日はお客さんのいる感覚もわかったので、それはよかった」と収穫を口にした。(THE ANSWER編集部)