1月30日にアメリカ・コロラド州のアスペンで行われた「X Games Aspen 2021」スノーボード女子スーパーパイプにおいて、松本遥奈が前大会に引き続き2大会連続となる銅メダルを獲得!2月10日に行われた報道陣に対するインタビューでの…
1月30日にアメリカ・コロラド州のアスペンで行われた「X Games Aspen 2021」スノーボード女子スーパーパイプにおいて、松本遥奈が前大会に引き続き2大会連続となる銅メダルを獲得!
2月10日に行われた報道陣に対するインタビューでのコメントも掲載。
松本遥奈が平昌オリンピック、「X Games Aspen 2021」で感じたスノーボードに対する思いに迫る。
松本遥奈コメント
松本遥奈 photo by アミューズ
–銅メダルを獲得した今の気持ちは?
松本遥奈(以下、松本):銅メダルを獲得できたことは純粋に嬉しく思っており、楽しい大会となりました。
しかし自分の滑りができずに、悔しい気持ちもあります。ラークスで行われたW杯のファイナルで失敗したトリックを今回の「X Games Aspen 2021」で成功させたかったのですが、それができなかったことも悔しさの要因です。
–今大会で金メダルを獲得したクロエ・キムとの実力差をどう捉えていますか?
松本:クロエは高さもあり、トリックの完成度も非常に高く、レベル感も一段上の存在だと感じています。その点に関しては私も今後練習をしていかなければいけないと思っています。
追い抜くことはできなくても、トリックの完成度と空中での演技力を上げていけば少しずつ近づける実感もあるので、大会期間中にクロエとの距離を縮めていく努力をしたいと思っています。
–これまではどのようなトレーニングを行ってきたのでしょうか。また今後はどのようなトレーニングをしていく予定ですか?
松本:新型コロナウィルス感染症流行の影響もあり、ほとんどのジムがクローズしている状況でした。本来であれば、夏はウェイトトレーニングを中心としたジムでのトレーニングが中心となるのですが、今年の夏はウェイトトレーニング以外のもので、できることを探りながらトレーニングを行ってきました。
雪上に立てる機会も限られる状況の中で、今まで以上に集中してひとつひとつの課題に取り組み、クリアしていくための方法を考えながら滑るようになりましたね。
今後は自身の課題だと感じている、空中でのグラブの長さや掴む位置の修正や、体の動かし方についてを中心としたトレーニングをトレーナーと一緒に取り組んでいきたいと思います。
–北京オリンピックに向けての気持ちをお聞かせください。
松本:現時点ではオリンピックを目指してスノーボードに取り組んでいる、というわけではないのですが、楽しんで自分らしい滑りをする中で評価されて、その先に日本代表に選ばれることがあれば、北京オリンピックに出場したいと考えています。
平昌オリンピックが終わってから、自身のセカンドキャリアや未来について考えました。小学4年生でスノーボードをはじめた頃からオリンピックに出場することが夢だったんです。しかしオリンピックへのプレッシャーもあり、いつの間にか楽しんで滑るということを忘れてしまっていたことに気がつきました。
そこで今度は「私自身がもう一度楽しんでスノーボードをすることで、多くの人にスノーボードの楽しさを伝えていきたい」と思うようになったんです。
両親が背中を押してくれたこともあり、これまでの経験をすべてプラスに捉えて、スノーボード選手としてスノーボードの楽しさを追求していこうと決めました。
そう決意したのが夏に入る前の頃です。平昌オリンピックへ出場したことで、オリンピアンとして講演会に参加したり、多くの人にスノーボードや私自身のことを知ってくれる人が増えました。
これからも私自身がスノーボードを楽しんで滑り続けることで、多くの人にスノーボードの魅力を伝えていきたいと思っています。
photo by アミューズ
text by 金子修平
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