テニスラケット用バッグを見かける機会が減ってきたいつからだろうか?街中でラケッ…

テニスラケット用バッグを
見かける機会が減ってきた

いつからだろうか?
街中でラケットバッグを持つ人が、減ったように思う。皆さんも感じているだろう。かつては、定期的にプレーする方の多くが持っていたが、街中で見るラケットを持つ学生あたりは、テニス用ではないバッグを使っている人が多いように思える。もちろん、テニスに対してシリアスになっていけば、今もラケットバッグの使用率は上がる。その最たる存在がプロ選手である。
使用しない理由は、数多くあるだろうが、最も多いのは“スタイリッシュ”ではないから、というものだろう。ブランド側としては、その状況を打開すべく、デザイン面に気を遣い、機能面の開発も進めている。





「2010年代で最もスタイリッシュな男性」
に選ばれたロジャー・フェデラーが
バッグに求めた“こだわり”とは?

「テニス」で「スタイリッシュ」といえば、ロジャー・フェデラー(スイス)だろう。
2019年には、ファッション誌「GQ」がインスタグラム上で行った一般投票で、「Most Stylish Man Of The Decade(2010年代で最もスタイリッシュな男性)」に選ばれている。テニス界だけでなく、スポーツ界、音楽界、映画界の人間がノミネートされている中で、ベスト・スタイリッシュとなったのだからすごい。ご存知の方も多いだろう。フェデラーは、見た目ということに、かなりのこだわりを持っている。思い出されるのは2016年、「WilsonプロスタッフRF97オートグラフバージョン11.0 (PRO  STAFF RF97 AUTOGRAPH V11.0)」を作った時。フェデラー自ら“タキシード・スタイル”と表現したオールブラックのプロスタッフは、自身のアイディアをウイルソンに示し、完成させたもの。“アンコンタミネーティッド・デザイン(=汚染されていないデザイン)”の「プロスタッフ」は爆発的なヒットとなった。その後、各ブランドから、インスピレーションを得たコスメのラケットが出ていることはご存知のはず。フェデラーの考えるスタイリッシュさは、“時代を動かした”のである。
そんなフェデラーであるから、ラケットバッグにも当然、こだわりを持っている。そのもの自体がスタイリッシュであることはもちろんだが、ベンチに置いた時のラケットバッグが崩れないこと、持ち手がバッグのラインから飛び出さないことなどもウイルソンに求めという。フェデラーのバッグは、スタイリッシュである。だからこそ、彼のラケットバッグは、毎年売り切れ状態となるわけだ。




2021年3月、新たなラインナップ
「スーパー・ツアー・シリーズ」をリリース
その変化のポイントとは?

2021年シーズンに合わせて、3月、ウイルソンは新たなツアーバッグ・シリーズをリリースする。市場はどんなバッグを求めているのか? 他社製品をも研究し、方向性を決める。そんな中で、参考にしたのがロジャー・フェデラーのバッグである。両サイドに厚手の素材、高強度・高耐久性の900デニール(繊度、つまり糸や繊維の太さの単位)にし、形が崩れないようにしているバッグをさらにアップデートさせて、レクタングル形状にする。そうして、ベースが固まった。





ショルダーの位置、サーモガード機能に、
ベンチレーション付きシューズポケット…
ユーザーの声を反映した作りに

それでは細部はどうすべきか?
大きな変更点の一つが、「ショルダー」の位置である。これまでウイルソンのバッグのショルダーは、ファスナー側とは逆側に設置されていた。それをファスナー側に取り付けることにしたのだ。それはコートに触れる側にショルダーがあると背負った時に、背が汚れてしまうというユーザーからの意見を反映したもの。今回、両サイドの素材をより厚手のものにしたことで、背負っても形状が崩れにくくなったことから、位置の変更は実現したわけだ。また、「ショルダーパッド」には、面ファスナー(言わゆる“マジックテープ”)が施されていて、くっつけることで、肩掛け仕様にすることができる。





メインポケットは3室あり、両サイドは温度上昇を緩和させてラケット、ストリングへのダメージを抑える「サーモガード機能」を採用。さらに両サイドの外側には、大型のポケットを設けていて、かなり多くの小物を収納することが可能だ。
また、今回からベンチレーション(通気性機能)付きのジッパー付きシューズポケットも設けられている。スタイリッシュであることはもちろん、より使い勝手のいいバッグにもなっているということだ。






全部で5種類のラインナップ
ブラックには、特別な細工も!
まずは全豪でチェックしよう!!

ラインナップは、ラケット15本入りタイプの「スーパー・ツアー15PK」、同9本入りタイプの「スーパー・ツアー9PK」、バックパックタイプの「スーパー・ツアー・バックパック」があり、それぞれレッドとブラックがある。一つ特記事項としては、ブラックの「スーパー・ツアー15PK」、「スーパー・ツアー9PK」の持ち手部分は、先日発売となった“プロスタッフ バージョン13.0”からインスピレーションを得たレッド&イエローのライン、“ブレード45”をイメージさせるカーボン柄が施されている。





錦織圭、内山靖崇(積水化学工業) 、青山修子(近藤乳業)、日比万葉(グラムスリー)をはじめとするウイルソン契約プレーヤーは、今回の全豪オープンから使用を始めている。まずは画像や映像で、そのスタイリッシュさを見てみるといいだろう。








(2021/2/17更新)は「テニスギアにデザインに革命!! 世界で話題のブリットのラインナップが登場」 乞うご期待!!



★[Wilson Web Magazineバックナンバー(2011年1月号~2020年3月号)]
https://wwm.tennisclassic.jp/archive/backnumber/index.html