今季限りでの引退を口にしていたトミー・ハース(ドイツ)の、最後の全豪オープン(1月16~29日/オーストラリア・メルボルン)は1回戦で終わってしまった。 38歳のハースはブノワ・ペール(フランス)に対して6-7(2) 4-6となった時点…

 今季限りでの引退を口にしていたトミー・ハース(ドイツ)の、最後の全豪オープン(1月16~29日/オーストラリア・メルボルン)は1回戦で終わってしまった。

 38歳のハースはブノワ・ペール(フランス)に対して6-7(2) 4-6となった時点で、気分が悪くなったために途中棄権を余儀なくされた。

 一時は世界2位となったことのあるハースはシーズン開始前に、これが彼にとってツアーを周る最後の年になるだろう、と発表していた。

 彼のキャリアは頻繁に故障によって中断されており、最近では2年前に肩の故障で手術を強いられ、それからまた先の4月に右足の手術を受けていた。

 全豪オープンはハースにとってもっとも成績のよかったグランドスラム大会だった。彼はここで3度準決勝に進み、最後は2007年。また、ウィンブルドンでも準決勝に進み、シドニー五輪では銀メダルを獲得していた。

 ハースはアメリカ・カリフォルニアで行われているインディアンウェルズのトーナメント・ディレクターになることがすでに決まっている。(C)AP