サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出される…

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、インテルのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが決めたフリーキックだ。

名門アヤックスでプロデビューを果たし、頭角を現したエリクセンは、トッテナムでプレミアリーグ屈指のMFへと成長。2020年1月にインテルに加入し、活躍の場をイタリアに移している。

抜群のパスセンスに加え、優れたキック精度を活かしてFKでも怖さを見せるエリクセンだが、2021年1月26日に行われたコッパ・イタリア準々決勝のミラン戦では、見事なFKで試合を決めている。

同じミラノ、同じスタジアムを本拠地とするクラブ同士の“ミラノ・ダービー”となったこの試合は、両者一歩も譲らずに、90分を戦って1-1の展開に。試合はそのまま延長に突入するかと思われた後半追加タイムの97分、エリクセンがドラマを起こす。

ペナルティーアーク手前やや左の絶好の位置でインテルがFKのチャンスを得ると、キッカーを務めるのはエリクセン。狙いすましたシュートを放つと、縦回転のかかったボールは、壁の頭上を越えると急激に下へ変化し、素晴らしいFKがゴール左に決まった。

試合は土壇場で勝ち越したインテルがそのまま2-1で勝利。プライドをかけた一戦に勝利したインテルの選手たちは喜びを爆発させていた。