世界ランキング10位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と81位のケビ…
世界ランキング10位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と81位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)との対戦だが、ベレッティーニはそれよりランキングの低い選手にグランドスラムで2度敗れたことがある。昨年の「全豪オープン」2回戦、100位だったテニス・サングレン(アメリカ)と、やはり昨年の「全仏オープン」3回戦、186位だったダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)だ。【写真】ベレッティーニとアンダーソンの比較表
自己最高ランキング8位、24歳のベレッティーニが「全豪オープン」本戦に出場するのは4年連続4回目だが、2018年はアドリアン・マナリノ(フランス)に、2019年はステファノス・チチパス(ギリシャ)にそれぞれ1回戦で敗れている。そして昨年は1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)だったアンドリュー・ハリス(オーストラリア)に大会初勝利を挙げたが、2回戦でサングレンにフルセットで敗れた。これはベレッティーニの初めての5セットマッチでの敗退で、それまで5セットでは3戦全勝だった。
グランドスラムは12回目の出場で、最高成績は2019年「全米オープン」での準決勝進出。そこでベレッティーニはその年の優勝者となるラファエル・ナダル(スペイン)にストレートで敗れた。
2020年、わき腹の怪我に苦しんだベレッティーニは6大会にしか出場しなかったが、「全仏オープン」で3回戦、「全米オープン」で4回戦、「ATP1000 ローマ」で準々決勝に進出している。
今大会前には国別対抗戦「ATPカップ」に出場し、シングルスでは3勝1敗でイタリアチームをロシアに次ぐ準優勝に導いた。グループステージでドミニク・ティーム(オーストリア)とガエル・モンフィス(フランス)、準決勝でロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)にすべてストレート勝利し、決勝ではダニール・メドベージェフ(ロシア)にストレートで敗れた。
今年1月の「ATP250 アンタルヤ」にも出場し、準々決勝でアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)に敗れている。
ベレッティーニは過去3度優勝しているが、そのうち2度はクレー(2018年「ATP250 グシュタード」、2019年「ATP250 ブダペスト」)、1度はグラスコート(2019年「ATP250 シュツットガルト」)で、ハードコートでの優勝はまだない。
一方の34歳、自己最高5位のアンダーソンにはこれが13回目の「全豪オープン」で、グランドスラムは44回目の出場。「全豪オープン」では2013年から2015年まで3年連続で4回戦に進出したのが最高成績だが、グランドスラムでは2017年の「全米オープン」と2018年の「ウィンブルドン」で準優勝を果たしている。
2018年「ウィンブルドン」準決勝のジョン・イズナー(アメリカ)戦は、7-6(6)、6-7(5)、6-7(9)、6-4、26-24、6時間36分というテニス史上2番目に長い試合だった。
昨年の「全豪オープン」で、アンダーソンは1回戦でイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)をフルセットで破ったが、2回戦でテイラー・フリッツ(アメリカ)にフルセットで敗れた。アンダーソンの5セットでの戦績は「全豪オープン」では4勝3敗、通算では16勝11敗。
2020年のアンダーソンは「全仏オープン」で3回戦に進出。「ATP500 ウィーン」ではベスト4に勝ち上がったが、右脚の怪我のため途中棄権した。また、今大会の前哨戦「ATP250 メルボルン1」で3回戦に進出、カレン・ハチャノフ(ロシア)に敗れた。
アンダーソンが最近8回のトップ10との対戦で勝利したのは、昨年の「ATP500 ウィーン」準々決勝で世界6位だったダニール・メドベージェフ(ロシア)戦だけ。通算での対トップ10戦績は18勝69敗だ。
「全豪オープン」ではまだトップ10選手に勝ったことはなく、ここでこれまでに倒した最高位の選手は2013年に世界24位だったフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)。グランドスラムでの対トップ10の戦績は3勝20敗。
アンダーソンは2018年の「ウィンブルドン」で準優勝を遂げた後にキャリアハイとなる5位となったが、過去2年間は怪我に苦しんだ。2019年9月と2020年2月に右膝の手術を受けている。昨年1月には147位までランキングを下げたが、同年11月にはトップ100に復帰し、現在81位だ。
203㎝の長身から打ちおろす素晴らしいサーブが決まり始めると、誰にもアンダーソンを止めることは困難だが、対トップ10戦績を見ればわかるように、超一流の選手であれば1度のブレークが不可能なわけではない。怪我からの再起をかけるアンダーソンが、「全豪オープン」とあまり相性の良くなさそうなベレッティーニにどんな戦いを挑むだろうか。
(テニスデイリー編集部)
※写真はベレッティーニ(左)とアンダーソン(右)
(Getty Images)