元中日・山本昌氏が18日、都内で行われたプロ野球ゲーム「ファミスタ」シリーズ30周年記念イベントに出席。かつての名左腕は、実は大のファミスタ通であることを明かし、対戦したい選手として、あの“日本野球史上NO1俊足選手”を指名した。■最新作に…
元中日・山本昌氏が18日、都内で行われたプロ野球ゲーム「ファミスタ」シリーズ30周年記念イベントに出席。かつての名左腕は、実は大のファミスタ通であることを明かし、対戦したい選手として、あの“日本野球史上NO1俊足選手”を指名した。
■最新作に「やまもも」で“現役復帰”、「私のコントロールはAにして」
元中日・山本昌氏が18日、都内で行われたプロ野球ゲーム「ファミスタ」シリーズ30周年記念イベントに出席。かつての名左腕は、実は大のファミスタ通であることを明かし、対戦したい選手として、あの“日本野球史上NO1俊足選手”を指名した。
4月に発売される新作「ファミスタ クライマックス」に「やまもも」として登場することから「山本昌、ナムコスターズ入団会見」と銘打たれた壇上。15年限りで現役引退した山本氏は「YAMAMOMO 34」と背中に書かれたユニホーム姿で登場し、「ブランクはあったけど、ぜひプレーしてくれという打診があり、老体にムチ打ってナムコスターズで“現役復帰”することにしました」と挨拶した。
「ファミスタ」といえば、86年にファミコンで第1作が登場して以来、累計1500万本を出荷した人気ゲーム。現役時代、ラジコン通としても腕前を発揮していたが「初代からプレーしている。入団当初はお金がなくて、寮でみんなでプレーして真剣勝負になった。初めて、自分が89年に『やまもも』として登場した時はうれしくて、そこから新作が出るたびに買っていた」とファミスタ通であることを明かした。
今作では現役の人気選手のほか、長嶋茂雄氏、王貞治氏、松井秀喜氏ら「名球会」入り選手も登場する。自身もメンバーの一員である山本氏は「この人たちでベストメンバーを組んだら世界一になれる。ただ、気高い人が多いので、パラメータを気にする人が多い。私はコントロールをAにしてくれれば構いませんが、先輩方のパラメータには気を使っていただけたら」とリクエストした。
■山本氏選ぶファミスタ・ドリームオーダー、4番はあの男
通算219勝の名投手は、対戦したい選手を問われると意外な名前を口にした。「今年、WBCもあるけど、全員対戦している。実際に対戦したことがない選手はいないんです」と現役生活32年のすごみを明かした上で「ぴの選手です。昔から超有名選手ですが、私自身、対戦したことがないので」と指名した。
ぴのといえば、ゲームの常識を覆す超俊足として知られるファミスタの人気選手。初代は塁間3秒だったが、現在は2秒に韋駄天ぶりは成長しているという。「僕のクイックは1.2秒。盗塁されたら捕手が0.8秒で投げるなんて無理。ぴのの盗塁を刺すのは難しい」と警戒心を強めた。
そんな今作で、山本氏が選ぶベストオーダーを選出した。
(中)ぴの
(遊)坂本
(二)山田
(一)中田
(左)筒香
(右)鈴木
(指)大谷
(三)松田
(捕)原口
(投)やまもも
「やまもも」をエースに起用した山本氏は「4番は勝負強い中田選手。筒香選手に5番に入って、中田選手に続いてクリーンアップの文字通り(走者を)掃除してもらう。大谷選手はどこでも打てるけど、相手からしたら7番にいたら怖い。これで1番にぴのがいたら何点取れるかわからない。夢のあるチームです」とドリームオーダーにご満悦の様子だった。
また、会見では4月26日のコボスタ宮城での「ファミスタナイター」楽天戦で始球式を務めることが発表された。「現役の時より速い140キロを出したい」と宣言した山本氏は「現役時代は135キロしか出なかったですが…。でも、現役選手に見られるくらいのボールを見せたい。そのためにもう練習も始めている」と腕を鳴らしていた。