「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/2月8日~21日/ハードコ…
「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/2月8日~21日/ハードコート)1回戦で錦織圭(日本/日清食品)と対戦するのは世界ランキング16位のパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)。過去の対戦は1度だけで、2年前の同大会4回戦で、錦織がセットカウント0-2から大逆転し、フルセットの上10ポイントタイブレーク10-8で撃破した。
錦織は現在31歳、世界ランキングは41位。「全豪オープン」本戦出場は10回目で、1回戦敗退は初出場の2009年のみ、あとはすべて3回戦以降まで勝ち進んでいる。最高成績は2012年・2015年・2016年・2019年のベスト8進出だ。テニスのオープン化以降に日本の男子選手で「全豪オープン」ベスト8に進出したのは錦織だけ。
グランドスラム4大会ではこれが41回目の本戦出場で、最高成績は2014年「全米オープン」の準優勝。同大会では3人のトップ10選手、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、スタン・ワウリンカ(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒し、アジア人男子選手で唯一のグランドスラム決勝進出を果たしている。
2019年後半に右腕を痛め、同年10月に肘の手術を受けた。2020年9月にツアーに復帰したが、4大会に出場して2勝4敗。2021年は、先週国別対抗戦「ATPカップ」に出場したが、渡豪したチャーター便からコロナ陽性者が出て大会直前まで2週間の完全隔離となるという不運もあり、0勝2敗に終わった。
錦織は過去10試合の5セットのフルセットマッチで9勝1敗。「全豪オープン」でのフルセットマッチでは7勝1敗で、通算では第5セットでは24勝7敗。フルセットでの通算勝率74.6%はジョコビッチらを抑えて現役トップだ。
錦織の自己最高ランキングは2015年3月に到達した4位、ツアー優勝は12回。ちなみに、コーチであるマイケル・チャン(アメリカ)は、1996年「全豪オープン」で準優勝している。決勝ではボリス・ベッカー(ドイツ)に敗れた。
一方のカレーニョ ブスタは29歳、過去最高ランキングは10位。「全豪オープン」ではデビューの2014年から3年連続で初戦敗退だったが、2017年以降は4年連続で3回戦以降まで勝ち進んでいる。最高成績は2018年と2019年の4回戦進出。
グランドスラム4大会では、「ウィンブルドン」だけは5回本戦に出場してまだ1勝もできていないが、「全仏オープン」では2017年と2020年の2度ベスト8に、「全米オープン」では2017年と2020年の2度ベスト4まで勝ち進んでいる。
前述の通りカレーニョ ブスタは2019年「全豪オープン」4回戦で、セットカウント2-0から錦織に逆転負けを喫したが、昨年「全米オープン」準決勝でもアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に2-0からの逆転を許した。カレーニョ ブスタの「全豪オープン」でのフルセットの戦績は2勝3敗、5セットでの通算では6勝10敗。
先週の「ATPカップ」ではシングルスでは2勝1敗。グループステージでジョン・ミルマン(オーストラリア)とMichail Pervolarakis(ギリシャ)に勝利したが、準決勝でファビオ・フォニーニ(イタリア)に敗れた。
カレーニョ ブスタはこれまでに4回優勝、そのうち3回はハードコートのもの(2016年「ATP250 ウィンストンセーラム」、2016年「ATP250 モスクワ」、2019年「ATP250 成都」)だ。
フルセットに強い錦織とはいえ、怪我から復帰後の実戦数は少なく、直前まで完全隔離を強いられていたという状況を考えれば、とにかく果敢に攻めて少しでもラリーを短く、試合を短くして勝ちたいところだろう。だが、今回の対戦が決まった時に錦織自身が「なんとなくやりにくい相手」と表していたように、それを簡単に許してくれるような相手ではないことも確実だ。1回戦から熱戦が期待される。
(テニスデイリー編集部)
※写真は錦織とカレーニョブスタ
(Getty Images)