W杯個人第6戦で優勝、歴代最多を更新する通算58勝目に欧州も注目 ノルディックスキー・ワールドカップ(W杯)ジャンプ女子個人第6戦は6日、オーストリアのヒンツェンバッハで行われ、高梨沙羅(クラレ)は90メートル、90メートルの合計238.4…

W杯個人第6戦で優勝、歴代最多を更新する通算58勝目に欧州も注目

 ノルディックスキー・ワールドカップ(W杯)ジャンプ女子個人第6戦は6日、オーストリアのヒンツェンバッハで行われ、高梨沙羅(クラレ)は90メートル、90メートルの合計238.4点で今季初勝利を飾った。W杯通算58勝目を挙げ、男女歴代最多記録を更新した。欧州メディアからも称賛を浴びている。

 高梨の快挙に欧州メディアも熱い視線を向けている。英スポーツメディア「インサイド・ザ・ゲーム」は「タカナシがヒンツェンバッハでのワールドカップで今季初勝利」の見出しで報道している。

 前日の第5戦ではスーツの規定違反で失格となっていたこともあり、「日本のスターは昨日、規定違反のジャンピングスーツを着たことで失格となり、落胆していた」と伝えた一方で、「タカナシは史上最高の女子ジャンパーの1人と広く評価されており、ここまでのキャリアで4度の年間W杯タイトルを手にしている」と経歴に触れ、称賛している。

 欧州の衛星放送局「ユーロスポーツ」でも「タカナシが、ヒンツェンバッハでの金メダルとともに立ち直る」と注目。優勝は58度だが、表彰台に上がるのは103度目だとし「これは他を遠く引き離して、史上最多だ」と称えている。

 北京五輪まで1年を切る中、金メダルの期待がかかる24歳への注目はさらに増していきそうだ。(THE ANSWER編集部)