ー国内初のリンクを備えたアイスパークが誕生三井不動産は通年型のスケートリンク「三井不動産アイスパーク船橋」を千葉県船橋市にオープンした。国内初の独立型2面リンクを備え、家族連れたち初心者から本格的な競技者まで幅広い層のニーズに応える設計だ。…
ー国内初のリンクを備えたアイスパークが誕生
三井不動産は通年型のスケートリンク「三井不動産アイスパーク船橋」を千葉県船橋市にオープンした。国内初の独立型2面リンクを備え、家族連れたち初心者から本格的な競技者まで幅広い層のニーズに応える設計だ。近隣のレジャー施設とも連携し、相乗効果で船橋エリアのさらなる活性化を目指す。
ー40年のまちづくりのその先へ
大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと TOKYO-BAY」の運営などを通じて、約40年間船橋市のまちづくりに取り組んできた三井不動産。新たにスポーツ施設を通じた地域の振興を目指そうと、「アイスパーク構想」を企画した。パートナーとして国内約40ヵ所のスケートリンクの運営実績を持つ株式会社パティネレジャーを誘致。コロナ禍での工期遅れなども不安視されたが、関係者の尽力で計画は進み、工夫や意匠を凝らしたスケートリンクが完成した。
ー世界に羽ばたくスケーターの育成も
アイスパーク船橋は国際スケート連盟の基準を満たしたAリンク(縦60m、横30m)と、練習場を兼ねたBリンク(縦24m、横38m)があり、それぞれが独立している。国際規格のAリンクでは競技者が実戦練習に使うことが可能。Bリンクでは一般利用のほかスケート教室や校外活動なども想定している。また、今春開校予定の「フィギュアスケートアカデミー」では国際大会で活躍できる選手を育成する「アスリートコース」と、あらゆる年齢の利用者が気軽に参加できる「ライフコース」を設置。技術を本格的に高めていきたい競技者から、生涯スポーツとしてスケートに親しみたい愛好者まで幅広く受け入れる。
ースケートが好きな全ての人の願いを叶えたい
地域との連携にも力を入れようと、オープン前には船橋市民を対象にした無料体験会を実施。招かれた地域住民約千人が、生まれたばかりのまっさらなリンクでスケートを楽しんだ。今後も同様のイベントを継続していくほか、「ららぽーと」の利用者にスケートリンクの割引券を配るなどしてエリアの回遊性を高めていく考えだ。三井不動産ビル事業部の奥野雅也さんは「船橋はスポーツが盛んな街。新しいウィンタースポーツの選択肢として、地域の皆さんにもどんどん利用してもらいたい。このスケートリンクが地域の誇りになれば嬉しい」と期待を膨らませる。パティネレジャーの飯田恵美子さんは「スケートが好きな全ての人の願いを叶えられる施設にしたい。経験者はもちろん、全く初めての方も気軽に遊びに来てほしい」と呼びかけていた。